趣向を凝らした競技で熱戦 中学校で体育祭シーズン
十勝管内の中学校で体育祭シーズンが到来した。27日には全48校中、16校で行われ、各校生徒が趣向を凝らした競技で熱戦を繰り広げた。
27日の十勝地方は朝方にやや肌寒かったものの、昼ごろにかけて徐々に晴れ間が広がった。帯広では正午現在17・1度と平年よりも暖かく、絶好の体育祭日和になった。
帯広緑園中学校(花井豊校長、生徒307人)では午前9時に始まり、開会式で花井校長が「競技なので勝ち負けはあるが、助け合う心の大切さなどを胸に抱いて競技に臨んで」、神谷涼太生徒会長(3年)が「失敗を恐れず、一致団結して頑張りましょう」とあいさつ。保健体育常任委員長の中道琴海さん(同)が力強く選手宣誓した。
午前は各学年男女に分かれ、走者の脚をひもで結んでゴールを目指す「大ムカデ」や、乗り手が足場役の生徒の背中の上を次々と渡る「激流下り」などの15競技で熱戦を繰り広げた。観客席では、掛け声と息を合わせて全力で取り組む生徒に保護者らが声援を送った。
管内中学校の体育祭は前日の26日に30校で行われ、6月2日には2校で実施予定。(石川友史)
※本紙電子版で27日夕に「中学校体育祭 写真特集」をアップします。28日付本紙にも掲載します