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中国李首相、王外相が十勝和牛評価

晩さん会で出された十勝和牛のポワレ。右上にはインカのめざめを使った黄色いドフィノワーズ

 10、11の両日、来道した中国の李克強首相と王毅国務委員兼外相に、歓迎晩さん会で十勝和牛と幕別町産のジャガイモ「インカのめざめ」が出された。共に好評で、関係者は十勝産食材輸出拡大や観光客増加に期待を込めている。

 歓迎晩さん会は高橋はるみ知事が主催し、10日に札幌パークホテルで開かれた。道内各地の食材が使われたコース料理で、十勝和牛は蒸し焼きする「ポワレ」、インカのめざめはジャガイモのグラタン「ドフィノワーズ」に調理され、メインの一皿で提供された。

 道庁国際課は「ホテルの料理長と相談し、道内の特産を厳選して提供した」という。道関係者によると、中でも王外相は十勝和牛の味を絶賛していたという。

 十勝和牛振興協議会の鈴木英博会長は「外国の要人に認めていただきうれしい。将来外国に売り出していくチャンスにできれば」とし、JA幕別町は「使っていただきありがたい。普及につながればうれしい」と喜ぶ。

 十勝総合振興局の三井真局長は「中国は政府要人の発信力が強いので、これをきっかけに『食は十勝』という評判が富裕層に定着し、インバウンド(訪日外国人旅行者)や輸出の拡大につながってほしい」としている。(伊藤亮太)

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