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ビジネスに新聞を 十勝毎日新聞社が本格展開

十勝毎日新聞を切り抜き、情報活用の方法を実践的に学ぶ帯広信金の新入社員。右奥は講師を務めた栗谷さん(新井拓海撮影)

 十勝毎日新聞社は今年度から、ビジネス現場などで新聞を活用し、情報活用やコミュニケーション能力向上を図る講座「NIB」に取り組む。第1弾として3日、帯広信用金庫の新入社員研修で提供した。

 本社社員を企業研修などに派遣し、新聞の特徴や効果的な情報収集・発信の実践方法などを伝える。若者の活字離れに悩む経営者のニーズに応え、企業の人材育成に寄与する。NIBは「Newspaper In Business(ビジネスに新聞を)」の意味。

 帯広信金本店で行われた研修には新入職員22人が参加。FM-JAGAの栗谷昌宏さんと十勝毎日新聞社販売局の山下聡実主任が講師を務めた。

 栗谷さんはコミュニケーション(会話)の成立には情報が不可欠と指摘。新聞はニュースのほか、登場する人物や会社、言葉を知り、広告からも情報を得ることができると説明した。さらに、「情報のインプットとアウトプットを繰り返すことで、良質なコミュニケーションが醸成される」と話した。

 参加者は十勝毎日新聞を読み、インプットしたい記事を選択。選んだ理由や記事内容について、簡潔に、結論から伝えることを意識しグループ内で発表した。新卒採用やプロ野球・日本ハム、書道関連など多様な記事を取り上げ、「他の人が何に関心を持っているか分かった」「もっと新聞を読んで知識を蓄えたい」などと感想を述べた。

 同信金総務部の田中美香推進役は「自分の考えや思いを相手に伝えるコミュニケーション能力は重要。今後も研修に新聞を活用できれば」と話した。

 十勝毎日新聞社は「企業の要望に応じて内容を変えながら、NIBを積極的に展開したい」としている。NIBの問い合わせは同社販売局(0120・25・3999)へ。(池谷智仁)

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