全国のファン集結 ＪＲＡジョッキーＤＡＹ
ファンの声援に応え、ガッツポーズでゴールした松岡騎手
ＪＲＡ（中央競馬会）所属騎手によるばんえい競馬応援イベント「第９回ＪＲＡジョッキーＤＡＹ」が２４日、帯広競馬場で開かれた。第１回から毎年出演している勝浦正樹騎手や、この日まで正体が秘密にされていた「ミスターＸ」こと菱田裕二騎手ら騎手１０人が来場。トークショーやばんえいの模擬レースなどを行い、全国から詰め掛けた大勢のファンと交流した。
他の騎手は荻野琢真、小林徹弥、田中博康、藤田伸二、松岡正海、黛弘人、丸田恭介、吉田隼人の８人。
ばんえい騎手と共に、そりに乗って行う恒例の模擬レースで、第１レースはライデンロック（牡１０歳）に騎乗の田中騎手が制した。第２レースはホンベツイチバン（牡８歳）に騎乗の松岡騎手がファンの声援に応え、ガッツポーズでゴールした。着順に応じて得られる２レースの合計得点では、松岡騎手が７回目の出場で初優勝を飾った。
今年は個人戦に加え、チームの合計得点で競う団体戦が設けられ、チーム藤田とチーム勝浦の対決はチーム勝浦が勝利した。最後に藤田騎手が「今回活躍した若手の騎手たちを今後も応援してほしい。１０回目の来年はより盛り上げたい」とファンにあいさつした。
愛知県から娘と来帯した競馬ファンの土屋敦子さんは「騎手やＪＲＡのイベントでばんえいをＰＲしていて、興味があり来てみた。力強いが、優しさのあるばん馬はサラブレットと違った迫力と魅力があって面白い」と話していた。（長尾悦郎通信員）
