夏の夜に１４５０人彩り おびひろ盆おどり
大勢の観客の前で踊りを披露する団体参加者ら（１５日午後８時４５分ごろ、塩原真撮影）
帯広の夏を彩る「第５９回おびひろ盆おどり」（ＮＣおびひろ、十勝毎日新聞社主催）が１５日夜、帯広市内の平原通で開かれた。２日間開催を１日に集約して２年目の今回は、２７団体と個人３３人の計約１４５０人が参加。色鮮やかな衣装や山車、華麗な踊りで沿道の観衆を引き付けた。
審査員と市民投票による審査の結果、団体は博愛会、個人は榊原信博さん（６６）＝帯広＝が優勝した。
心配された雨も降らず、午後７時から北海盆唄の生演奏に合わせてスタート。こだわりの浴衣や法被を着た参加者が平原通を華やかに練り歩いた。人気キャラクター「ミニオンズ」や「ピカチュウ」の山車、衣装で着飾った団体も。お菓子を配ったり、着ぐるみでパフォーマンスしたりして子どもたちを楽しませた。
音更の東啓寛さん（３４）は妻の桂子さん（３９）、息子の大輝ちゃん（３）と訪れ、「天気も良く、息子も楽しんでいる。毎年見に来ているが、来年も来たい」、家族４人やいとこと観覧した帯広の後藤無憂（むゆう）ちゃん（４）＝藤花保育園＝は沿道で曲に合わせて一緒に踊り、「カルビーのキャラクターがかわいかった」と笑顔を見せた。（松田亜弓）
