スベスベでかわいい 帯広緑丘小でカイコ飼育中
帯広緑丘小学校(西保俊太郎校長)の4年2組がカイコの飼育に取り組んでいる。寒さに弱く、道内の学校での飼育は珍しい。児童は「かいこちゃん」と愛情を込めて育て、養蚕や生き物への理解を深めている。
「なかなかできない養蚕・糸巻きの体験をさせてあげたい」(担任の齊藤真美教諭)と、岐阜県から卵50個を購入。9月中旬ごろにふ化し始め、生き物係の児童を中心に餌やりなどの世話をしてきた。
児童は本などで熱心に調べ、黄色が好きらしいという情報から、黄色の紙でカイコの“おうち”も制作した。この部屋を中心に繭を作り始め、今はほぼ全匹が繭に。児童の佐藤幸根さんと井上姫香さんは「触るとおまんじゅうみたいにスベスベで、すごくかわいい」と成長を見守る。
さなぎは間もなく成虫になる見通し。数匹をかえした後、繭を煮て糸巻き体験をする予定。(松田亜弓)