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ご当地グルメ売り込もう あす10日「豚丼の日」

満寿屋麦音店で限定販売中の「とかち豚どんドッグ」。異色のコラボレーションながら人気は高い

 2月10日は「豚丼の日」-。帯広・十勝を代表するご当地グルメの記念日に合わせて、一部スーパーや豚丼専門店では、販売食数を増やしたりサービスを企画している。また、パンなど豚丼以外のジャンルにも“豚丼風”が登場し観光客から人気を集めるほか、キャラクターの「ぶたどんまん」も活躍中で、関係者は記念日の定着と豚丼人気の確立に期待を寄せている。

 「豚丼の日」は、「ぶ(2)た、どん(10)」の語呂合わせにちなむ。豚丼のたれなどを製造する食品製造会社のソラチ(本社札幌市)が2010年に日本記念日協会(東京)に登録した。記念日に合わせて、管内のスーパーではチラシや店内のポップで「豚丼の日」をPRし、商品を充実させて来店客に訴える動きもある。

 イーストモールいちまる(東4南16、松下裕店長)では10日当日、通常の豚丼(478円)に加えて「ミニ豚丼」「大盛り豚丼」(ともに価格未定)を販売。通常の豚丼と両方合わせて50パックを用意する予定。同店は「より多くの人に豚丼を手に取ってもらいたい」と期待を寄せている。

 豚丼専門店でも「豚丼の日」に合わせてサービスを展開する。記念日制定をしたソラチが経営する十勝豚丼いっぴん帯広本店(西21南3、千葉伸一店長)は10日、店内で食事をすると豚汁1杯を無料で振る舞う。昨年に続いての企画で、千葉店長は「豚丼の日の取り組みは始まったばかりで知名度は低い。会社全体で盛り上げたい」と意気込む。

 パン製造販売の満寿屋商店麦音店(稲田町南8線、小林大悟店長)は8~10日、とかち豚どんドッグ(399円)を限定販売している。中札内産の「白樺ポーク」のロース肉2枚をソラチのたれで豚丼風に味付け、マッシュポテトとともにパンに挟んだ。パンには玄米を多く練り込み“丼もの感”を高めている。

 観光スポットでもある同店は、09年の開店から、豚丼をおやき生地で包んだ「豚丼おやき」も販売している。小林店長は「パンと豚丼の融合は難しく、どちらも試行錯誤を重ねた自信作。観光客を中心に“豚丼”の人気は根強く、よく売れている」と話す。

 昨年6月に「とかち豚丼振興局」に“改称”した十勝総合振興局は「係長」の「ぶたどんまん」を中心にPRを続けている。ぶたどんまんは、10日当日は札幌で開かれるソラチのイベントに登場予定。同局地域政策課は「報道に取り上げられることも多く、着実にPRの効果は上がっている」としている。
(澤村真理子、原山知寿子)

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