十勝毎日新聞社報道ベース 2025年6月末日時点
詐欺の相談は #9110 警察相談専用電話
「#9110」番は、全国どこからでも、電話をかけた地域を管轄する警察本部などの相談窓口につながる全国共通の電話番号です。
詐欺の相談は
#9110
警察相談専用電話
「#9110」番は、全国どこからでも、電話をかけた地域を管轄する警察本部などの相談窓口につながる全国共通の電話番号です。
SNSで知り合ったハーフの男性会社役員を名乗る人物から「恋しく思っています。私たちは夢の中で会う」などとメッセージを送られて好意を抱いた女性は、その後、男性から別のSNSに誘導され金への投資を勧められた。
約1カ月半で合計21回にわたり、現金計約2000万円を指定された日本人や外国人名義の複数の個人口座へ振り込んだ。投資アプリでは見かけ上の利益が出ており、引き出そうとすると「残高引き出しのための認証手数料」約370万円や「所得税」約190万円を請求され、支払ったが下ろすことができなかった。
その後も「為替手数料」を要求されたことから不審に思い帯広署に相談した。
マッチングアプリで知り合った美容院の女性経営者を名乗る人物から、「ダーリンは頼りになる男だ」などとメッセージを送られ、好意を抱いた男性は「暗号資産で貯蓄するとよい」などと誘われた。男性は暗号資産を購入して指定されたサイトに送金するようになった。
その後、現金化しようとしたところ、オンラインカスタマーサービス職員を名乗る人物から「税金が必要」との指示を受け、さらに暗号資産を購入。約3カ月で合計11回にわたり、暗号資産1980万円分を指定サイトに送金した。不審に思った男性が帯広署に相談し、だまされていることに気付いた。
SNSで知り合ったファッションデザイナーを名乗る女から「ドルを貯蓄すれば利益を受け取れる」「ドルと同じ価値を持つ暗号資産を買うのが良い」などと暗号資産の購入を勧められた。
男性は約1カ月半で投資目的の暗号資産を購入し、指定されたサイトに送金。サイト上で利益が出たことを確認し、引き出そうとしたところ、オンラインカスタマーサービス職員を名乗る人物に「引き出し手数料」が必要と告げられた。引き出し手数料分も合わせ、その後1カ月間で合計11回にわたり計3980万円分を、指定サイトに送金した。
男性は「いつまでも手数料ばかり要求され、詐欺ではないか」と疑い、帯広署に相談をした。
動画サイトを見ていた女性は、芸能人が出演する投資広告をクリック。その日のうちに、投資会社社員をかたる人物から携帯電話に着信があり、天然ガスや石油などへの投資を勧められた。
もうかると思った女性はダミーの投資アプリをダウンロードさせられ、投資名目で、口座振り込みや暗号資産購入などで計1800万円を6回に分けて送金。やり取りではショートメッセージも使用したが、ほとんどが電話で、社長や「投資の説明役」「収益の報告役」などをかたる人物が、それぞれ別の番号から電話をかけてきた。
さらに「入金しないと資産が維持できない」「手数料を免除するから」などと言われ、手数料や税金の名目で、約1カ月半で計2300万円を5回に分けて送金した。
投資アプリでは見かけ上の利益が出ており、女性が引き出そうとしたところ税金を請求されたため、不審に思い、使用していた暗号資産販売所に電話すると、詐欺を指摘された。女性は帯広署に被害を相談した。
競馬情報提供会社社員を名乗る男に、「1200万円にして返すことができる。レースの情報料と馬券代を支払って欲しい」などと言われ、指定された銀行口座に現金約45万円を振り込み、だまし取られた。
詐欺の相談は #9110 警察相談専用電話
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(十勝毎日新聞社報道ベース 2024年1~12月末日)
被害金額で一番多いのは40代(7人)で9633万円。次いで60代(同)が8790万円。高齢世代だけではなく、若い世代も注意が必要です。
(十勝毎日新聞社報道ベース 2024年1~12月末日)
1000万円以上の被害は全体の3分の1以上で、1人当たりの平均被害額は約2100万円。だまされていることに気付かず、複数回お金を振り込んでしまうケースもある。
作成:立正大学心理学部 教授 西田公昭
チェックが多いほど、消費者トラブルにあう危険度が高い傾向にあります。
トラブルに対して危機意識が薄い傾向
だまされているのに気がつかない傾向
だまされたとき一人で抱え込んでしまう傾向
消費者被害に遭っているような様子が見られたり、本人から相談されたとき、問い詰めたり、頭から否定するような口調は、本人の心を閉ざしてしまいがちです。一旦は受け入れる気持ちを持って、ゆっくりと状況を聞きましょう。いきなり質問をせず、世間話をしながら何気なく尋ねてみるなど、会話をしていくうちに心を開いてくれることもあります。「お節介」に思われるかもしれないと躊躇(ちゅうちょ)することもありますが、場面に応じた自然な会話の流れを工夫してみましょう。
出典:消費者庁ウェブサイト「高齢者・障がい者の消費者トラブル見守りガイドブック」より 2020年2月発行
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消費生活の困りごとは
帯広市消費生活アドバイスセンター
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