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9月14日(水) ~ 26日(月) 新札幌開催

 日本新聞協会派遣記者として、昨年12月から今年3月末まで「第57次南極地域観測隊」に同行取材した十勝毎日新聞社のカメラマン塩原真(33)の写真展を開催しています。
 会場では作品32点を展示。子育てするアデリーペンギンや南極観測船「しらせ」から見たオーロラ、沈まぬ太陽で表現した白夜、氷河に刻まれたしま模様など、自然の持つ魅力を紹介しています。観測隊員の仕事や食事、入浴などの様子も伝えています。
 塩原さんの写真や取材活動の様子は、勝毎電子版コンテンツ「南極を切り撮る」 でも配信しています。7月には、デジタルフォトブックを発行しました。

ご 挨 拶

 地球温暖化などさまざまな研究を行っている日本南極地域観測隊(JARE)。第57次隊の日本記者協会派遣記者として昨年の12月から3月末まで、昭和基地を中心に生活しながら、観測隊の業務を取材しました。
 日本と南極昭和基地との間は、「しらせ」という観測船に乗って1年に1度往復します。南極海の荒波を越え、大陸に近づくと巨大な氷山が次々と現れてきました。写真でしか見たことがなかった光景が目の前に広がっていました。
 1956年の第1次隊から60年が経った今、比較的安全に南極に行くことができるようになりました。しかし、南極の厳しい環境は変わっていません。一歩基地を出ると、死の危険性を孕んでいます。隊員たちは南極の地で毎年調査を重ねています。本写真展で南極の自然や隊員の活動を少しでも紹介できればと思っています。

塩原 真(しおはら・まこと)

1982年12月28日、帯広市生まれ。帯広豊成小、帯広南町中、帯広緑陽高、帯広畜産大学畜産学部卒、畜産学研究科修士課程を修了。2007年に十勝毎日新聞社に入社。編集局画像部でカメラマンを務めている。11年に第28回北海道報道写真展で最高賞となる協会賞を受賞した。妻・勢津子(せつこ)さん(35)と長男・直(ただし)君(2)とともに帯広市在住。趣味は登山や家庭菜園、キノコ狩りなど。

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