十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年11月号

特集/レトロかわいい十勝

おうちごはん塾(122)「ダイコンと白菜のあんかけキビ粥」

年末年始で疲れた胃腸に
<材料>(2~3人分)
◆白米…1/2合

◆もちキビ(いなキビ)…1/4合
◆水…900cc
◆塩…ひとつまみ
◆ダイコン…200g
◆ハクサイ…250g
◆ショウガ…5g
◆食物油(菜種油やごま油)…大さじ2
◆水…500㏄
◆酒…大さじ2
◆しょうゆ…大さじ2
◆自然海塩…小さじ1と1/2
◆コンブ…5㎝角
◆葛粉…30g(大さじ3の水で溶く)
◆フノリ…ひとつまみ

<作り方>
(1)お粥(かゆ)を作る。土鍋など厚手の鍋に分量の水と、洗った米ともちキビと塩を入れて火にかける。
(2)(1)が沸騰したら、木べらなどで大きく1度かき混ぜて、弱火で30分ほどコトコト炊く。かき混ぜすぎないことがポイント。
(3)次にあんを作る。フノリを戻しておく。
(4)ダイコンは1㎝幅の短冊切りに、ハクサイは芯の部分を1cm幅×3㎝の長さに、葉はざく切りにする。ショウガは千切りにする。
(5)フライパンに油を入れ、油が冷たいうちにショウガを加えて炒める。
(6)ショウガの香りがたってきたら、ダイコンとハクサイの芯を加えてさっと炒め、分量の水を加える。
(7)コンブと酒、塩、しょうゆを加え、ハクサイの葉を加えてコトコト煮る。
(8)野菜に火が通ったら強火にし、水で溶いた葛粉を2、3回に分けて注ぎ入れてとろみをつける。
(9)器にお粥とあんを盛り付け、水で戻したフノリをトッピングする。

<ポイント>
デトックス効果が期待できるフノリ。ざるにのせ、さっと水を回しかけて置くとプリっとおいしく戻ります。

<今回の先生>
渡辺文子さん

2児の母。自宅で雑穀料理サークル「縁が和」を開き、食の発信を柱にしたサロン「縁が和」を主宰している。

葛粉はしっかり火を通すと冷めてもとろみが緩みません。また、体を温めて胃腸の調子を整えたり、微熱を和らげてくれたりと、古くから薬効が伝えられています。おいしく体を守る食品として、本葛を台所に常備しておくとよいです。


おうちごはん塾
家庭でも簡単に作れるメニューを3人の先生が紹介する、Chaiの連載です。

※フリーマガジン「Chai」2019年1月号より。
※写真/スタジオイッセイ・高橋一生。写真の無断転用は禁じます。