十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年11月号

特集/レトロかわいい十勝

COCOCORO大西哲也のなまらおいしいひと工夫「カップそば 極上変身」

 かちまいをご覧の皆さま、こんにちは。クッキングエンターテイナーの大西哲也です。今日もよろしくお願いいたします。このコーナーはタイトルの通り、料理をおいしくする”一工夫”をわかりやすく解説します。『なぜそれをするのか』が理解できると、料理が簡単に・おいしく・楽しくなりますよ。

 2021年も、もう終わりを迎えようとしていますね。年末年始のお料理といえばいろいろありますが、今回は『年越しそば』についてお話しましょう。

 僕は一人暮らしをするようになってからは、カップ麺で済ませることも多かったです。しかし、本別町の実家では手打ち蕎麦(そば)だったので、その差に悲しくなったことも。そこで、カップそばを極上においしくアレンジする方法を考えましたのでご紹介します。

 まず鍋に水420cc(カップの線のあたりまで)とかつおぶし一握りを入れて中火にかけ、沸騰したら弱火にし1分煮てだしをとります。かつおぶしを取り出し、再び沸騰させて麺を入れ、3分ゆでます。その間に、フライパンにサラダ油大さじ1を引いて中火にかけ、天ぷらの両面1分ほど揚げ焼きにします。蕎麦がゆで上がったら粉末スープを入れて混ぜ、天ぷらを載せて完成です。

 作り置きのだしに追いがつおをして新鮮な風味をよみがえらせ、麺はしっかりゆでることで食感が生麺に近づきます。そして、天ぷらはサクサク感が増し、つゆに漬けるとジュー!と音がするほどアツアツです。正直、本格的な蕎麦屋さんに迫るくらいおいしくなります。これを食べて穏やかに一年を終え、暖かい気持ちで新年を迎えましょう。

 それでは、来年もよろしくお願いいたします。良いお年を。

YouTube「COCOCOROチャンネル

<おおにし・てつや>
 1982年本別町生まれ。本別高、専門学校を卒業後、自動車整備士、旅行会社の添乗員などを経て、2016年3月に趣味の料理で旭川市にて起業。「0024(おおにし)クッキングスタジオ」として出張料理・ポップアップレストラン等の活動の後、2017年3月東京都調布市にて合同会社teamsupportと共同でダイニングバー「COCOCORO」を開店。著書に「COCOCORO大西哲也のドヤ飯」「COCOCORO大西哲也の神だれ無限レシピ」(大和書房)、「COCOCORO大西哲也のレンチン レベチ飯」(扶桑社)。

COCOCORO大西哲也のなまらおいしいひと工夫

 十勝毎日新聞をご覧の皆さま、はじめまして。クッキングエンターテイナーの大西哲也と申します。本別町出身で、今は東京で飲食店を経営しながらYouTubeで料理動画を配信したり、料理で人に喜んでもらうためにさまざまな活動をしております。これから時々このせいかつ掲示板で料理のお話をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

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