十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2025年11月号

特集/おいしいチーズがある幸せ

安心・とかちの暮らし(201)「サブスクの請求トラブル お試しのつもりが有料契約に!」

 サブスクリプションサービス(サブスク)は、定められた料金を定期的に支払うことにより、一定期間商品やサービスを利用できます。音楽や動画配信のほか、車、服のレンタルなどサービスは多岐にわたり、個々に購入するのに比べてお得感があります。しかし、実際はそれほど使わなかったり、いざ解約しようとしても手続きがわかりにくいなどトラブルにつながることも。サブスクを利用する際の注意点を帯広消費者協会の協力でまとめました。(Chai編集室)

【質問】
 パソコンのことで聞きたいことがあり、「500円で専門家に相談できる」という質問サイトを利用した。1回だけの利用のつもりが、実際は2か月目以降が月額3000円で質問し放題のサブスク契約だった。申し込み時に登録したクレジットカードから料金が毎月引き落とされていた。

【回答】
 登録時にクレジットカード番号などの支払い情報を登録するものは、お試し期間終了後、自動的に有料会員に移行する場合が多いです。そのため、その後も引き落としが続きトラブルになるケースがみられます。自動更新されるのかどうか、契約時に必ず確認しましょう。無料期間内に退会する場合でも、請求が発生しないための条件(退会手続きが何日前までなど)が定められていることがありますので確認が必要です。

 また、ログインに必要なパスワードなどを忘れてしまい本人確認ができない状況になると、解約や退会が困難になります。IDやパスワードはきちんと管理しましょう。疑問がある場合や困ったときには、お近くの消費生活相談窓口にご相談ください。

【相談窓口】
帯広市消費生活アドバイスセンター(とかちプラザ1F Tel:0155・22・8393)、またはお住まいの各町村消費者相談窓口か道立消費生活センター相談窓口(Tel:050・7505・0999)へ。なお、帯広消費者協会では、会員を募集しています。通常立ち入れないような施設を見学できたり、各種広報物の提供を受けられるなどの特典があります。年会費:1口2,000円 問:帯広消費者協会 Tel:0155・22・7161

安心・とかちの暮らし
暮らしの困りごとについて、帯広消費者協会の協力で事例を紹介する連載です。

※フリーマガジン「Chai」2025年11月号より。