十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2025年7月号

特集/夏本番!旨辛メニュー

安心・とかちの暮らし(197)「光回線サービスの勧誘電話に注意!」

 「料金が安くなると言われたので申し込んだのに、安くならない」「必要のないサービスが契約されていた」など光回線サービスの相談が寄せられています。注意点を帯広消費者協会の協力でまとめました。(Chai編集室)

【質問】
 大手電話会社の代理店と思わせる事業者から何度も勧誘電話があり、いつもは断っていたがたまたま話を聞いた。「今より月額1,000円安くなる」「キャッシュバックする」と言われ、安くなるならと思い申し込んだ。契約書が届き確認すると、覚えのないオプションが契約されていた。信用できないので、光回線契約もオプションもすべてやめたい。

【回答】
 光回線契約は契約書面が届いた日を含めて8日以内に書面で申し出れば、解約料の負担なく契約解除できます。ただし、事務手数料や工事費、利用したサービスは支払うことになります。

 光回線サービスは代理店からの電話で、不意打ち的に勧誘されることが多いです。「今より安い」「ポイントサービス」「キャッシュバック」など特典ばかり強調され、契約内容を十分理解しないまま契約してしまうケースもあります。お得になるはずが逆に今より高くなったり、説明と違い特典が得られなかったりという例もあります。契約の際には、次のような点に注意しましょう。

・利用中の契約内容と比較・検討し、不明な点があれば確かめる
・工事費や手数料、現在利用している契約の解約料、端末の残債などの費用負担も確認する
・特典を強調されても、本当に必要な契約か慎重に検討する

 疑問なことや困ったときにはお近くの消費生活相談窓口にご相談ください。

【相談窓口】
帯広市消費生活アドバイスセンター(とかちプラザ1F Tel:0155・22・8393)、またはお住まいの各町村消費者相談窓口か道立消費生活センター相談窓口(Tel:050・7505・0999)へ。なお、帯広消費者協会では、会員を募集しています。通常立ち入れないような施設を見学できたり、各種広報物の提供を受けられるなどの特典があります。
年会費:1口2,000円 
問:帯広消費者協会 
Tel:0155・22・7161

安心・とかちの暮らし
暮らしの困りごとについて、帯広消費者協会の協力で事例を紹介する連載です。

※フリーマガジン「Chai」2025年7月号より。