十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2025年8月号

特集/夏の学びチャレンジ

安心・とかちの暮らし(198)「ネット上の個人間取引に注意!」

 フリーマーケット(以下フリマ)サービスやSNSを利用して、個人間取引が簡単にできるようになりましたが、トラブルも多く注意が必要です。気をつけるべき点を帯広消費者協会の協力でまとめました。(Chai編集室)

【事例1】
 フリマアプリで、ブランドバッグを購入したが偽物だった。出品者に返品を伝えたが、応じてくれない。アプリ運営会社に相談しても「当事者間で話し合うように」と言われてしまった。

【事例2】
 SNSで、有名男性グループのライブチケットを定価で譲るという投稿を見つけた。相手がマイナンバーカードの画像を送ってくれたので信用してしまい、相手の銀行口座に代金を振り込んだ。その後チケットは届かず、相手と連絡も取れなくなってしまった。

【回答】
 フリマサービスでのトラブルは、原則当事者間で話し合って解決することになります。解決できない場合は、フリマサービス運営会社に事情を伝え、協力を得られないか確認しましょう。SNSで直接取引した場合は匿名性が高く、相手の情報が正しいかどうかもわからないため、トラブルが発生しても解決が困難です。

 個人間取引は、「何かあったら自己責任」というリスクが伴う取引であることを認識したうえで利用しましょう。疑問や困ったときにはお近くの消費生活相談窓口にご相談ください。

【相談窓口】
帯広市消費生活アドバイスセンター(とかちプラザ1F Tel:0155・22・8393)、またはお住まいの各町村消費者相談窓口か道立消費生活センター相談窓口(Tel:050・7505・0999)へ。なお、帯広消費者協会では、会員を募集しています。通常立ち入れないような施設を見学できたり、各種広報物の提供を受けられるなどの特典があります。年会費:1口2,000円 問:帯広消費者協会 Tel:0155・22・7161

安心・とかちの暮らし
暮らしの困りごとについて、帯広消費者協会の協力で事例を紹介する連載です。

※フリーマガジン「Chai」2025年8月号より。