十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2025年7月号

特集/夏本番!旨辛メニュー

笑顔になる台所(9)「これでピカピカ!プロが教える台所掃除のコツ~ハウスクリーニングFlash」

教えてくれた人:ハウスクリーニングFlash(フラッシュ) 代表の塩濱光広さん

 キッチンを長く、心地良く使うためにお掃除の達人に自宅で実践できる掃除法を教えてもらいました。

<使用する洗剤>
[油汚れ]アルカリ性洗剤、電解水、重曹
[水アカ・サビ]酸性洗剤、クエン酸。電子レンジや冷蔵庫など食品を扱う家電には基本的に洗剤は使わず、水を含ませたメラミンスポンジで掃除をする。こぼれた汁などはアルカリ電解水を使うのが望ましい。

今回使用したのはこれ


<レンジフード>
◇レンジフードのファン
POINT:ブラシでこする前に油を削り取る!


(1)ファン専用のヘラ(ない場合は溝に入る細い棒)で、溝の中にたまった油汚れを削り取る。
(2)バケツに洗剤または酸素系漂白剤を入れて5分程度つけ置きし、汚れを浮かせる。
(3)市販のハードブラシで汚れを落とし、再度つけ置きする。
(4)最後にソフトブラシで仕上げる。汚れの付着を予防するには1カ月に1回こまめなフィルターの交換を。


◇内部
POINT:油が固まるため、50℃以上のお湯で作業


(1)カーボン素材のヘラで汚れを削り取る。洗剤をなじませ、油膜の厚みを薄くしてからこすると良い。
(2)霧吹きで軽く洗剤をつけながらステンレス製のこげとりスポンジでこする。
(3)ナイロンのたわしで仕上げる。お湯拭きしたのち、から拭きをして仕上げる。




<魚焼きグリル>
POINT:蒸して油汚れを一気に落とす!


(1)45L程度のゴミ袋に、グリルが浸かるくらい洗剤を入れ、袋を閉じる。袋を70℃のお湯に30分程度沈め、蒸し状態に。
(2)洗剤をなじませるため、30分程度つけ置きする。時々開けて状態を確認する。角の細かい汚れは細いヘラやブラシで取る。
(3)最後に水洗いする。トースターの網などにも活用できる。



<排水溝>
POINT:アルミホイルと電動歯ブラシが大活躍!
◇ゴミ受け


 ある程度スポンジで汚れを落とした後、使わなくなった電動歯ブラシに水をつけあてておく。溝に入った細かい汚れが簡単に取れる。

◇ヌメリ


 アルミホイルを丸めて入れておくとヌメリの予防に。アルミホイルの原料であるアルミニウムが、水に溶けると金属イオンを発生させ、細菌の繁殖を防ぐ。




<シンクの水アカ>
POINT:素材に合わせて道具を使いこなす


 蛇口周りやシンクはクエン酸で5~10分つけ置きし、カーボン素材のヘラやキッチンの素材に適したスポンジでこする。蛇口はメラミンスポンジで水拭きするか、ナイロンタワシにクレンザーを少々つけ、軽くこする。仕上げに水を含ませたメラミンスポンジで拭く。

<対応する道具>
・人工大理石…………スポンジ
・ステンレス…スチールタワシ
・タイル……メラミンスポンジ

<ハウスクリーニングFlash(フラッシュ)>
 10年以上大手ハウスクリーニング業者に勤めた知識と経験を生かし、家庭用から業務用まで幅広く対応する。十勝管内は出張費無料。

音更町雄飛が丘南区2
Tel:0155・29・8136
営:9時~18時
休:日曜、祝日

※フリーマガジン「Chai」2025年2月号より。
※撮影/平栗玲香。写真の無断転用は禁じます。