十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2025年1月号

特集/今食べたい 冬の鍋

今食べたい冬の鍋(7)「スパイスでマンネリ打破の鍋レシピ!~クラフトキッチン 齊藤肇(けい)さん」

キノコと野菜たっぷりスパイシートマト鍋

キノコと野菜たっぷりスパイシートマト鍋〈3‐4人前〉
 鍋のマンネリをスパイスで解決したい。そんなリクエストに応えてくれたのは、老舗の朝岡スパイス(東京)でスパイスコンシェルジュとして働いた経験を持つ、スパイスブレンダーの齊藤肇さん。辛くない子ども用カレーパウダーなど、これまで20種類以上のブレンドスパイスを開発・販売している。「十勝のおいしい野菜とスパイスがあれば、ワクワクするような鍋ができます。鍋の残りでカンタン味変もおまかせを」と心強いお言葉!齊藤さんオリジナルブレンドのスパイスを使用した、「だいたいでOK(笑)」という目分量レシピを紹介。

使用するスパイス
12種類のスパイスをブレンドした、トマトに合うケチャップ用ふりかけスパイス。オレガノ、ローズマリー、バジルを中心にスパイスを合わせた地中海ハーブスパイスミックス。大瓶45g各900円(14gの小瓶、使い切りサイズもある)

<材料>
ケチャップ用ふりかけスパイス地中海ハーブスパイスミックス…各大さじ2~3
・ニンニク…2かけ
・エリンギ、マッシュルーム、シメジ…各1パック
・輪切りのリーキ…1本分
・サラダケール…1束
・切ったプチトマト…1カップ
・鶏肉(手羽+もも肉)…250gほど
・白ワイン…半カップ
・トマト缶…1個
・トウガラシ、溶けるチーズ、塩、黒コショウ、オリーブオイル、水は適量 
※リーキはタマネギ、ケールはホウレンソウに変えてもOK


<作り方>
(1)オリーブオイルとスライスしたニンニク、トウガラシを入れ、火を付ける。香りが立ったら、皮目から入れた鶏肉をキツネ色に焼き付けて、ワインを加え沸騰させる


(2)キノコとリーキ、地中海ハーブスパイスミックス大さじ2を混ぜ、3分ほど蒸し煮にする


(3)具材が浸るまで水を入れ、トマト缶を加え沸騰したら、ケチャップ用ふりかけスパイス大さじ2を投入。煮立ったら塩を適量加える


(4)プチトマト、サラダケールを入れ火を通す。お好みで追いスパイスをしてもよい


(5)溶けるチーズを乗せ、黒コショウを振ったら完成。シメはパスタを煮込むのがオススメ。タバスコを足しても。ブレンドスパイスは1種類だけでもOK



スパイス大さじ1~2で和風から洋風に!鍋の残りをリメイク!

豆乳鍋はしょうゆ、みそなど何味でも。そこに粉チーズ、ハーブミックスをプラス。乾麺パスタを折り入れ、とろみがつくまで煮込む。アツアツの麺に卵の黄身をからめて完成

プレーンヨーグルト、トマトジュースかケチャップ、カレーパウダーを加え、玉うどんを煮込む。好みでしょうゆをチョイ足し。魚介のうま味たっぷりのカレーに!


地元スタッフが活躍

齊藤肇(けい)さん/スパイス専門店クラフトキッチン店主、スパイスブレンダー。東京から十勝に移住して10年。ブレンドスパイス販売のほか商品・レシピ開発も行う


<旅するスパイス(R)クラフトキッチン>
ショップ営:土・日曜の11時~16時
オンラインストア:tabi-spice.com
らららマルシェ、とかち帯広場外市場いちりんでも販売あり
※12/28~1/11は休み。ほか臨時休業あり

※フリーマガジン「Chai」2025年1月号より。
※撮影/清田千裕。写真の無断転用は禁じます。