十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2025年7月号

特集/夏本番!旨辛メニュー

今食べたい冬の鍋(8)「十勝食材で鍋を作ろう!~Chai編集室お墨付きの食材カタログ~エルパソ、魚道」

鍋・しゃぶしゃぶ用には、ロースとバラを用意。ロース、バラともに250g1,184円

 食材が豊富な十勝には、鍋をレベルアップさせる品がたくさん。ちょっぴりぜいたくしたい日にどうぞ。

エルパソのどろぶた
 30haもの広大な敷地を持つ、エルパソ牧場の放牧豚。おいしく安心して味わえる健康的な肉を目指し、飼育環境にもこだわっている。

 育成している豚は日本で唯一の品種であるシュベービッシュ・ハル豚とケンボロー豚。通常より長く飼育し、肉の成熟度と保水性を高めている。赤身の濃厚なう味と豊富なオレイン酸を含む脂質の甘みが溶け合うおいしさ。まずはシンプルな味付けで素材の良さを実感したい。

創業者の平林英明さん。「どろぶた」は、友人の放送作家・脚本家の小山薫堂さんが名付けた

十勝で採れた規格外のカボチャやナガイモ、浦幌の木炭などを与えて育てている


■購入場所/鍋・しゃぶしゃぶ用の肉はレストラン「ランチョ・エルパソ」売店やネットショップで販売。ほか、加工品は十勝管内の道の駅などで販売
購入はこちらから

<エルパソ>
帯広市西16条南6丁目13-20
Tel:0155・34・3493



手前のトゲカジカはさばいて2~3人前380~480円の皿盛りで販売。タラはタチ入りのオス2kg5,000円ほど。タチや身を別々でも購入できる。フェイスブックで入荷情報もチェック!


魚道(うおみち)の魚介
 実家の水産会社で、30年以上養った目利きで選ぶ、上質な魚を仕入れる店主の能本博道さんと、妻の和子さんが営む魚屋。

 冬の鍋といえば、釧路や広尾産の「タラやカジカがおいしいですよ」と博道さん。特にカジカは多くの種類がある中でも「鍋壊し」と呼ばれる、身も肝も絶品のトゲカジカのみを販売。1月上旬までの短い旬を逃さぬよう、通いたい。サロマや厚岸のカキなど貝類もお薦めだ。

「1月は広尾のハタハタや道南のゴッコも入荷予定です。鍋にいいですよ!」と博道さん。一夜干しや西京漬けなど自家製加工品も評判の味だ。朗らかな能本夫妻との会話も楽しい

刺し身は2~4種盛り1,300円~。予約がお勧めだ


■購入場所/店頭のみ

<魚道>
帯広市西16条南4丁目7
Tel:0155・67・1180
営:10時~18時
休:火・水曜 ※1/1~1/5は休み。
しけで入荷のない日もあるので、Facebookや電話で確認を。年末の刺し身の予約は終了。

※フリーマガジン「Chai」2025年1月号より。
※写真の無断転用は禁じます。