今食べたい冬の鍋(3)「どの鍋がお好き?十勝のおいしい鍋を探して~寿楽の息子、鍋よし、SANZOU名門通り店」
池田 寿楽の息子
もつ鍋
1978(昭和53)年創業の「寿司処寿楽」を先代の父から受け継ぎ、2009年に寿楽の息子として居酒屋をオープン。地元の生産者から仕入れる新鮮な素材を生かし、和・洋・中のジャンルにとらわれない豊富な料理がそろう。22年からは焼き肉がメニューに仲間入り。専門店に引けを取らない良質な肉を手頃な価格で楽しめる。
寿楽の息子で提供するもつ鍋は、赤毛和牛として希少価値の高いいけだ牛を使用。2日かけて作るみそベースのスープが、煮詰めるほどに食材に味が染み、箸が進む。
「幅広い世代の人が来るので、満足してもらえるよう多種多様に作っています」と店主の田中健二さん。食べ歩きが趣味といい、さまざまな料理に触れて「おいしさ」を追求している。また、ワインソムリエの資格も持っているため、食事に合わせたワインの提案もおまかせ。何度も通って色んなメニューを試したい。
<寿楽の息子>
池田町東1条36-9
Tel:015・572・5413
営:17時30分~22時
休:日曜 ※予約状況で変動あり。1/1~1/3は休み。12/29、30は時間短縮、12/31は予約料理引き渡しのみ
<寿楽の息子の嫁>
池田町利別西町23
Tel:070・8347・3939
営:11時~13時
休:月・金・土・日曜
帯広 鍋よし
とりたたき鍋
約50年間、地元で親しまれる鍋専門店。代表の渡辺英仁さんをはじめ、家族ぐるみで店を切り盛りし、心まで温まる優しい味わいを提供する。
まず試したいのが名物の〈とりたたき鍋〉。しょうゆベースの鍋つゆで味わうプリプリの鶏つくねは、体に染み入るおいしさだ。同店秘伝のスパイスを加えたつくねには、うま味がたっぷり。つくねをじっくり煮込んだ後に野菜を加えることで、まろやかな味わいに仕上がる。長年の経験から生まれた具材とつゆの黄金比率に、うならされること間違いなし。
帯広市大通南16丁目9
Tel:0155・23・2280
営:17時30分~21時
休:月・火曜 ※12/30~1/8は休み。営業時間、定休日に変更あり。事前に電話で確認を
帯広 しゃぶしゃぶ すき焼きSANZOU(サンゾウ)名門通り店
しゃぶしゃぶ
手ごろな値段で、満腹になるまでおいしい肉を堪能したい。そんなわがままをかなえてくれる店が、しゃぶしゃぶすき焼きサンゾウ。充実した食べ放題のコースでリピーターを増やしている。
〈和風昆布〉や〈火鍋だし〉など10種の鍋スープから選べる、しゃぶしゃぶの食べ放題コースは7種類。飲み放題付きでも80分3,800円〜というから驚きだ。道産和牛を堪能できる〈牛〉、道産の鹿肉や鴨肉がそろう〈ジビエ〉、上質なリブロースやカニなどが含まれる〈特上寿司海鮮〉など、多彩な食材で楽しませてくれる。
帯広市大通南10丁目3(NCオビヒロ館1F)
Tel:0155・67・7629
営:17時~翌2時(LO1時間前)、日曜は17時~翌1時(LO1時間前)
休:なし ※12/31、1/1は休み
※フリーマガジン「Chai」2025年1月号より。
※撮影/辻博希、辰巳勲。写真の無断転用は禁じます。
今食べたい冬の鍋
寒い日にはアツアツの鍋料理が恋しくなります。普段の夕ごはんにはもちろん、特別な宴にも。みんなに愛される鍋を特集します。