十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2025年1月号

特集/今食べたい 冬の鍋

今食べたい冬の鍋(1)「突撃!お宅の鍋メニュー~なまら十勝野の野菜鍋」


 野菜や魚など十勝のおいしい食材を知る人たちはどんな鍋を食べているの?農家と漁師の宴会にお邪魔しました!

家主でレシピ考案者の山川優紀さん(右から2番目)となまら十勝野のメンバーの皆さん。時短レシピや野菜の活用法などは随時更新している
「かんぱーい!!」


野菜を知り尽くす農家直伝!たくさん野菜を食べたいを叶える
農家の鍋 なまら十勝野の野菜鍋

お好みでショウガやミョウガをトッピングしてもおいしい!


 食材の宝庫・十勝の食を支える農家。「忙しい農作業の合間にも息抜きしたい!」となまら十勝野のパートナーファーマーが野菜を持ち寄り、山川優紀さん宅で鍋パーティーが開催された。

 この日のメニューは、野菜が主役の二つの鍋。一つ目の〈肉巻き野菜鍋〉は、深鍋にモヤシ、エノキ、千切りキャベツを敷き詰め、上から野菜を巻いた肉巻きを盛りつけてじっくり火を通す。「味がしみてクタクタになるまで煮込んだ野菜がおいしいの」と山川さん。二つ目の〈リーキの肉詰め鍋〉は、リーキの中心を指で押して抜き、肉ダネをつめる。火を通すと甘みが増し、口の中でとろける食感がやみつきになる。

 山川家では、鍋つゆをコンソメなどンプルな味つけにし、好みで自家製調味料やポン酢をかけて食べるのが主流。「私も家でもやってみる〜」と農家仲間の胃袋もがっちりつかんだようだ。

〈肉巻き野菜鍋〉。敷き詰めた野菜に、差し込むように肉巻きを盛りつける

〈リーキの肉詰め鍋〉。肉を詰める際に取り出したリーキの中心は、焼き鳥のねぎまなどに活用

ピーラーでスライスしたダイコンやニンジン、ゴボウの千切りなどを、豚バラ肉で巻く


■取材協力/なまら十勝野
十勝を中心に活動する19軒の農家から構成。全員がJGAP(安全かつ持続可能な農場経営を行う基準)認証を取得するなど独自の基準を設け、「未来に繋がる農業」を目指す。2月16日(日)には、畑を使った雪遊びイベントを計画中。詳しくはHPをチェック。
Tel:0155・62・8166
レシピはこちらから

※フリーマガジン「Chai」2025年1月号より。
※撮影/平栗玲香。写真の無断転用は禁じます。