十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2025年11月号

特集/おいしいチーズがある幸せ

COCOCORO大西哲也のなまらおいしいひと工夫「大根の下処理は必要?」

 かちまいをご覧の皆さま、こんにちは。クッキングエンターテイナーの大西哲也です。今日もよろしくお願いいたします。このコーナーはタイトルの通り、料理をおいしくする“ひと工夫”をわかりやすく解説します。「なぜそれをするのか」が理解できると、料理が簡単に・おいしく・楽しくなりますよ。

 今回のテーマは「大根の下処理は必要なのか否か」です。料理にはさまざまな「○○した方が良い」という豆知識が存在していますが、実際にやってみると案外効果が薄いものもあります。情報が違うというよりも、現代の食材が昔に比べて品質が向上していたり、苦みや雑味が少なくなっているということもあるので、折を見て自分で実験するようにしているのです。

 まずは「皮を厚くむいた方が良い」から。皮の内側に苦み・雑味が多いからという話ですが、確かにこれは効果があります。していないものと比べクリアな味に仕上がる。

 次に「面取りをする」。煮崩れを防ぎ、火の通りも早くなるとか。こちらも効果がありました。味も心なしかクリアになった気がしますし、何よりも見た目が良いです。しっかり手間をかけてくれているな、という気持ちになります。味だけではなく、こういったところも料理には大切ですよね。

 ゆでるときには「米の研ぎ汁」でゆでると大根の味が良くなり、色も白くなるとのことですが、こちらはあまり効果は感じられませんでした。野菜自体の品質が変わっているのかもしれないですし、もっと濃い研ぎ汁が必要なのかもしれませんね。

 料理に正解はありませんから、納得して取捨選択をして「自分の味」になっていくのだと思います。皆さんの「自分の味」も、ありましたら教えてくださいね。

 詳しくはYouTube動画も解説しておりますので一緒にご覧ください。

 詳しくはYouTube「COCOCOROチャンネル」で解説していますので、こちらもぜひご覧ください。また会いましょう。したっけ!

★今回の動画はこちら

<おおにし・てつや>
 1982年本別町生まれ。本別高、専門学校を卒業後、自動車整備士、旅行会社の添乗員などを経て、2016年3月に趣味の料理で旭川市にて起業。「0024(おおにし)クッキングスタジオ」として出張料理・ポップアップレストラン等の活動の後、2017年3月東京都調布市にて合同会社teamsupportと共同でダイニングバー「COCOCORO」を開店。著書に「COCOCORO大西哲也のドヤ飯」「COCOCORO大西哲也の神だれ無限レシピ」(大和書房)、「COCOCORO大西哲也のレンチン レベチ飯」(扶桑社)。

COCOCORO大西哲也のなまらおいしいひと工夫

 十勝毎日新聞をご覧の皆さま、はじめまして。クッキングエンターテイナーの大西哲也と申します。本別町出身で、今は東京で飲食店を経営しながらYouTubeで料理動画を配信したり、料理で人に喜んでもらうためにさまざまな活動をしております。これから時々このせいかつ掲示板で料理のお話をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

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