十勝川温泉にイタリアンのラーメン? ターブルベジ
チキンと塩のあっさりしたスープが、ストレートのブロッコリー麺と絡み合う。めずらしい洋風ラーメンながら、どこか懐かしい味わいに感じるラーメンは、「最後に加えるエキストラバージンオイルが決め手」と、ターブルベジの稲毛千晶マネージャーは話す。
鶏ガラと野菜を合わせたチキンブイヨンのスープの味を塩で整え、ピュアオリーブオイルで炒めた季節の野菜を盛り合わせた後、エキストラバージンオイルで仕上げる。この2種類のオリーブオイルを使い分けることで「味が引き締まる」という。イタリアンならではのアイデアだ。
鶏ガラと野菜を合わせたチキンブイヨンのスープの味を塩で整え、ピュアオリーブオイルで炒めた季節の野菜を盛り合わせた後、エキストラバージンオイルで仕上げる。この2種類のオリーブオイルを使い分けることで「味が引き締まる」という。イタリアンならではのアイデアだ。
地元食材をふんだんに使うのが店の売りで、ピザやパスタといったイタリアンがメインだが、16年の開店時からパスタを使ったラーメンをメニューに据えた。人気のラーメンは「塩と生ハム」、次いで「お野菜らーめん」。特にお野菜ラーメンは主に十勝川温泉地域の農家から直接仕入れた季節の野菜を使った一品で、季節ごとに野菜が変わる。
デザートの「ミルク氷」も人気で、自家製ソースを売りにする。店イチ押しの「白桃ソルベプラムソース」は、オーナーが営む町内の牧場に植えたプラムの甘酸っぱいソースが客の心をつかむ。
ターブルベジという店名はベジタブル(野菜)を並び替えたもの。ゴールデンウィーク明けから10月頃までの間は、地元野菜を店頭で販売する。「音更の食材を味わって欲しい」と稲毛マネージャーは呼びかけている。
<ターブルベジ>
音更町十勝川温泉北14丁目1
Tel:0155・67・1299
時間:11時~14時、木曜・第2火曜定休
音更をラーメンの町に
「ここをラーメンの町にしよう」という呼びかけに賛同した町内9つのラーメン店主たちは2018年、町のラーメンをブランド化しようと「音更町ら~麺組合」を結成した。今や人気の土産品となった「ブロッコリーら~麺」の誕生秘話と、提供する店舗を紹介する。