十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年11月号

特集/レトロかわいい十勝

召しませ、アフタヌーンティー(3)「十勝でヌン活♪憧れのアフタヌーンティー~いけだワイン城、つきの」

〈アフタヌーンティー〉Aセット2,000円、Bセット2,700円。6種のスイーツのほか、Bセットにはミニパスタがつく。コーヒー、紅茶などのフリードリンクに、プラス500円でハーブティーも。デザートワインの〈ビンテージスイート〉450円もご一緒に

いけだワイン城
多様なアイデアのもと作り出されるこだわりの品々
 
 食べるのがもったいないほど、繊細でうつくしく、随所にこだわりが詰まるアフタヌーンティー。シェフの気まぐれで作る6種類のスイーツには十勝ワイン、ブランデーを入れ、ワイン城らしさも忘れない。白樺の木などを組み合わせたオリジナルスタンドも雰囲気十分。

〈ボン・ショコラ・グラン〉3,950円、ハーフサイズの〈ボン・ショコラ〉2,200円。こだわりのチョコレートに、30年以上熟成したブランデーを閉じ込め、低温で焼き上げる。甘さ控えめでねっとりとした口どけが特徴

〈マカロン・山幸・サングリア〉


 型にはまらない個性が光るアフタヌーンティーを作り出すのは、仁科直也料理長。帯広市内のホテルやカフェレストランで経験を積み、8年間パティシエとしても腕を振った経歴を持つ。「実はスイーツを作る方が好き」とはにかみ、休日も料理の研究や菓子作りに没頭し、技術を磨き続けている。

 この日のメニューは、マシュマロのような弾力があり新食感の〈ギモーヴ・トロピカル・デーツ〉、十勝ワイン“山幸”を使用し、ワイン醸造で出たぶどうの搾りかすマール・ド・レザンを表面にあしらった大人な味わいの〈マカロン・山幸・サングリア〉など。どれも細部まで作り込まれた可憐(かれん)な見た目に心が奪われる。

 ワインはもちろん、いけだワイン城オリジナルブレンドのハーブティーと共に、午後の優雅なひと時をぜいたくに過ごしたい。

池田の町を一望しながら料理を楽しめる店内。ワインに合わせていただける〈いけだ牛ステーキ〉のほか、カレーやピザなど幅広い年齢層に合わせて豊富な料理を提供する


提供時間は15時~17時。前日の17時までに電話予約を。

池田町清見83-4
Tel:015・578・7857
営:ランチ10時30分~14時30分
  カフェ14時30分~17時(各LO30分前)
  土曜のみ17時~20時(LO1時間前)
休:火曜、不定

「お客さまの笑顔を見るのが幸せ。観光客はもちろん、町内の人にも利用してもらえたら」と料理長の仁科さん




〈お花見団子アフタヌーンティー〉6,000円(2~3人前)、〈イチゴクリーム団子〉〈アスパラガス団子〉〈カニとイクラの海鮮団子〉など食べたことのない団子ばかり


星野リゾート リゾナーレトマム cafe&bar つきの
目でも楽しい花見団子で春満喫!

 テーブルに運ばれたセットに、歓声が上がること間違いなしの進化系アフタヌーンティー。エゾヤマザクラの木を使った春らしさいっぱいのスタンドに花咲くのは、なんと桜型の団子。春の味覚や北海道ならではの食材などをトッピングしたお花見団子20種類と5種類のお茶を楽しめる。

レシピ100種類は1年間かけて開発した。弾力や食感にこだわるほか、甘い団子と塩気がある団子の2種類。食材により使い分けている


 セットでは、100種類の団子からスタッフのオススメを提供。フルーツやチーズ、アスパラ、カニ、ザンギなどをトッピングした斬新な団子に驚きが止まらない。乳製品は敷地内で展開する「ファーム星野」の牛から生産したミルクやチーズを使用。団子は追加注文(600円〜)が可能だ。団子に合わせるお茶は「白樺ティー」など10種類から好みの5種類をチョイス。団子とお茶のマリアージュを楽しんで。

 春のトマムはアフタヌーンティーに加え、ファームエリアでのアクティビティ、日本最大級の波の出る温水プール「ミナミナビーチ」など盛りだくさん。宿泊でも日帰りでも目一杯遊ぼう。

「つきの」は山の中腹の「ホタルストリート」にあるカフェ&バー。ハンバーガーやアルコール類などを提供する。季節に応じた食のイベントも


提供期間 4月28日~5月31日の11時~16時。宿泊者、日帰り共に利用可。

占冠村中トマム
星野リゾート リゾナーレトマム ホタルストリート内
営:11時~22時(LO1時間前)
休:なし

「お花見団子アフタヌーンティーでトマムの一足早い春をお楽しみください」と星野リゾートリゾナーレトマム総支配人の渡辺巌さん


※フリーマガジン「Chai」2023年4月号より。
※撮影/辻博希。写真の無断転用は禁じます。