十勝のビールに乾杯(11)「小さな農園から始まる大きな夢 十勝産ホップの可能性は無限大!」
廣田夫妻が作る無農薬のホップは、十勝産ビールの鍵を握る存在。ホップ栽培の歩みや、ビールづくりへの思いについて伺った。
ビールに欠かせないホップだが、大手企業と提携して栽培する農家がほとんどで、個人で手掛けているケースはごくわずか。それでも芽室町・廣田農園の廣田一公さんと由美さんはホップを作り続ける。なぜなら一公さんいわく、「ビールにはロマンがあるから」だ。
2016年に新規就農し、50アールの畑で無農薬の野菜を育てる廣田夫妻。「オリジナルのビールを造りたい」と、就農した翌年からホップの栽培に挑戦した。今はアロマホップの「カスケード」をはじめ、5種類を10株ほど育てている。
約10年前、ドイツ旅行でクラフトビールを飲み歩いた時の経験が、2人の夢の原点。ドイツの小さな町・バンベルクで出合った、個性豊かなクラフトビールに一瞬で魅了された。「家族経営の小さなパブでもビールを醸造しているんです。近所の人がふらっと立ち寄る自由な雰囲気も心地よくて」と、由美さんは振り返る。
2019年の8月には収穫したホップの一部を十河文英さんに委託してビール造りが実現。さらに同年11月、「芽室産カスケードホップビールを芽室町で楽しむとき2019」を開催し、町民にビールがお披露目された。
思い描いた夢が少しずつ形になり、「ビールには、人を団結させるパワーがあるのかも」と、笑顔を見せる廣田夫妻。ビールが取り持つ縁は、2人に新しい可能性を運んでいる。
ビールに欠かせないホップだが、大手企業と提携して栽培する農家がほとんどで、個人で手掛けているケースはごくわずか。それでも芽室町・廣田農園の廣田一公さんと由美さんはホップを作り続ける。なぜなら一公さんいわく、「ビールにはロマンがあるから」だ。
2016年に新規就農し、50アールの畑で無農薬の野菜を育てる廣田夫妻。「オリジナルのビールを造りたい」と、就農した翌年からホップの栽培に挑戦した。今はアロマホップの「カスケード」をはじめ、5種類を10株ほど育てている。
約10年前、ドイツ旅行でクラフトビールを飲み歩いた時の経験が、2人の夢の原点。ドイツの小さな町・バンベルクで出合った、個性豊かなクラフトビールに一瞬で魅了された。「家族経営の小さなパブでもビールを醸造しているんです。近所の人がふらっと立ち寄る自由な雰囲気も心地よくて」と、由美さんは振り返る。
2019年の8月には収穫したホップの一部を十河文英さんに委託してビール造りが実現。さらに同年11月、「芽室産カスケードホップビールを芽室町で楽しむとき2019」を開催し、町民にビールがお披露目された。
思い描いた夢が少しずつ形になり、「ビールには、人を団結させるパワーがあるのかも」と、笑顔を見せる廣田夫妻。ビールが取り持つ縁は、2人に新しい可能性を運んでいる。
<Information>
廣田農園
芽室町東芽室南2線27-1
Tel:0155・29・2819
営:11時~17時 休:火・金曜
※ホップの実は廣田農園で販売される。販売時期はフェイスブックでチェックを
※フリーマガジン「Chai」2021年7月号より。
※写真の無断転用は禁じます。
十勝のビールに乾杯
ビールのおいしい季節がやってきた。この夏は、十勝らしいビールをぜひお気に入りに加えてみよう。十勝では今、地域の特色を映したさまざまなビールが生まれている。ジャガイモやソバを使ったクラフトビールに、地元の畑で育てた小麦や大麦を原料にした生ビール。おいしさに加え、そこにはビールを通じてわが町を盛り上げたいという、地元愛が満ちている。今回はそんな造り手の思いと一緒に、ラインアップをご紹介。さぁ十勝晴れのもと、十勝のビールに乾杯しよう!