お弁当日和♪(2)「作る人も食べる人も楽しく変わり種弁当」
大切な人の「喜ぶ顔」がアイデアの源
現在、夫や息子の弁当を毎日作っているというタケベさん。忙しい朝は面倒! と感じがちなお弁当づくりを楽しくするコツは、「食べる瞬間を想像すること」だと言います。特に変わり種弁当は、大切な人が喜ぶ顔を目に浮かべてチャレンジしてみましょう。面倒な時間はきっと、ワクワクする時間に変わるはず。空っぽの弁当箱を洗うときの喜びは、次のアイデアを生み出してくれそうです。
好みの味にできるのも、手づくりならでは。「薄味や濃いめ。家族の体調を見ながら細やかな調整ができるのもよいところですよ」と教えてくれました。
残りご飯と野菜でチャチャッと! お好み焼き弁当
<作り方>
(1)ボウルに、ご飯茶わん1杯分を入れる。残りご飯や冷凍ご飯でも可。冷凍の場合は、事前に少し温めておく。
(2)(1)に卵1個を割り入れ、小麦粉を茶わん約半分、水または牛乳を茶わん半分ほど加える。冷蔵庫に余っているお好みの野菜(今回はキャベツ、タマネギ、エダマメなど)とシラス、オキアミエビ、事前に火を通したひき肉、青のりを適量入れ、すべて混ぜ合わせる。塩小さじ1、しょうゆ小さじ2、こしょう少々で味を付ける。顆状だしを加えてもよい。
(3)熱したフライパンに油を引き、手のひらサイズの大きさになるように(2)を落として、中に火が通るまで焼く。
(4)表面にお好み焼き用のソース(市販)を塗って仕上げる。(濃いめの味が好みの場合、(2)の段階でソースを加えてもOK)
Point!
ご飯を入れると冷めても硬くなりません。チーズを加えるなど好きな具材でアレンジできます。子どものおやつとしてもどうぞ!
食欲そそる麺ランチ カラフルカレーパスタ弁当
<作り方>
(1)水1ℓに小さじ1の塩を入れて沸とうさせ、パスタ100gを、ひと握りのキャベツと一緒にゆでておく。※キャベツのゆで時間は5分。
(2)フライパンにオリーブオイル大さじ1を引き、乱切りにしたソーセージ3本と、細切りにした3色ピーマン適量を炒める。塩とこしょうを振る。
(3)(2)にカレーパウダー小さじ1を加えて香りを立たせ、水大さじ2を回しかける。
(4)マヨネーズ大さじ2も加えてさらに炒める。(クリーミーな仕上がりに!)
(5)(1)のゆでたパスタとキャベツ、ゆで汁少々を加えて合わせる。
(6)一度皿に取って、少し冷ましてから弁当箱に詰める。
Point!
キャベツとパスタを一緒にゆでると時短になります。
行楽にもぴったり! 3色サンド
★豚丼風サンド
(1)フライパンに油を少々引き、豚こま切れ肉を焼く(好みでタマネギを一緒に炒めてもよい)。
(2)火が通ったら豚丼のたれ(市販)を入れてひと煮たちさせ、あら熱を取ってからパンに挟む。
★ふわふわ玉子サンド
(1)卵2個を割り、塩ひとつまみ、砂糖大さじ1弱、マヨネーズ小さじ1、水または牛乳少々を混ぜる。
(2)フライパンに油を引いて卵液を流し入れ、ふんわり焼く。
(3)パンにマヨネーズを塗ってから挟む。(マヨネーズにからしや粒マスタードを混ぜてもおいしい)
★アボガドクリームサンド
(1)アボカド1/2個の種と皮を取り除き、耐熱容器に入れる。クリームチーズ大さじ2(約60g)も入れ、500Wの電子レンジで20秒間加熱する。※容器にラップはしない。
(2)レモン汁小さじ1を入れ、(1)をフォークでよくつぶす。塩・こしょうで味を調える。
Point!
アボカドは電子レンジで少し加熱することで変色を防ぎます。前日からアボカドクリームを作り置きするときは、空気が入らないよう、クリームに沿うようにぴったりラップをしましょう。
<教えてくれた人>
料理研究家 タケベミホさん
イタリア・トスカーナ州のレストラン厨房で働いた経験を持ち、帯広を中心に活動。
※フリーマガジン「Chai」2021年4月号より。
※撮影/辰巳 勲。写真の無断転用は禁じます。
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