十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年11月号

特集/レトロかわいい十勝

COCOCORO大西哲也のなまらおいしいひと工夫「空揚げの『裏技』」

 十勝毎日新聞をご覧の皆さま、はじめまして。クッキングエンターテイナーの大西哲也と申します。本別町出身で、今は東京で飲食店を経営しながらYouTubeで料理動画を配信したり、料理で人に喜んでもらうためにさまざまな活動をしております。これから時々このせいかつ掲示板で料理のお話をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

 道産子の皆さんは、空揚げとザンギの違い論争を一度はしたことがあるでしょう。諸説ありますが、僕は肉にしょうゆやニンニクでしっかりと味をつけるのが『ザンギ』だと思っています。皆さんはどうですか?今日は『空揚げをおいしく作る裏技』をご紹介します。もちろん、ザンギにも応用可能です。

 それでは、いってみましょう。

(1)肉に卵を吸わせて保水力UP!
鶏肉に下味をつけるとき、溶き卵をしっかりと肉にもみ込むと”保水力”が高まりジューシーに仕上がります。

(2)衣はかたくり粉?小麦粉?
かたくり粉は油を吸わずにザックリ、小麦粉は油を吸ってしっとりとした衣に仕上がりますのでお好みのバランスを見つけてください。僕のオススメはかたくり粉4:小麦粉1です。

(3)温度を変えて2度揚げ!
お肉の中心温度は85℃くらいを目指し、火を入れすぎずジューシーに。しかし衣はカリッと仕上げたい。そのために2度揚げをします。1回目は160℃の油でゆっくりと揚げた後、常温で休ませながら予熱で中心まで火を通します。2回目は180℃で30秒ほど、衣をカリッと香ばしく仕上げます。

 僕の料理は「調理科学」の知識を使って、理論的に誰でもおいしく作れるレシピです。紙面だけでは伝えきれない部分も多いので、詳しくはYouTube「COCOCOROチャンネル」の動画をご覧ください。それでは、したっけ!

★今回の動画はこちら

<おおにし・てつや>
 1982年本別町生まれ。本別高、専門学校を卒業後、自動車整備士、旅行会社の添乗員などを経て、2016年3月に趣味の料理で旭川市にて起業。『0024(おおにし)クッキングスタジオ』として出張料理・ポップアップレストラン等の活動の後、17年3月東京都調布市に合同会社teamsupportと共同でダイニングバー『COCOCORO』を開店。現在では予約の取れない人気店となる。今年6月に初めての著書「COCOCORO大西哲也のドヤ飯」を出版。

COCOCORO大西哲也のなまらおいしいひと工夫

 十勝毎日新聞をご覧の皆さま、はじめまして。クッキングエンターテイナーの大西哲也と申します。本別町出身で、今は東京で飲食店を経営しながらYouTubeで料理動画を配信したり、料理で人に喜んでもらうためにさまざまな活動をしております。これから時々このせいかつ掲示板で料理のお話をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

COCOCORO大西哲也のなまらおいしいひと工夫「大根の下処理は必要?」

COCOCORO大西哲也のなまらおいしいひと工夫「キノコは冷凍?」

COCOCORO大西哲也のなまらおいしいひと工夫「サツマイモの調理法」

COCOCORO大西哲也のなまらおいしいひと工夫「レンジでそうめん」

COCOCORO大西哲也のなまらおいしいひと工夫「山形の郷土料理『だし』」

COCOCORO大西哲也のなまらおいしいひと工夫「研いだ米の『ざる上げ』」