開運☆いちばん乗り(1)「帯廣神社へ 感謝と大切な人の幸せを祈って」
1910(明治43)年、札幌神社(現北海道神宮)から分霊を授かって鎮座した帯廣神社。北海道の国土の神「大國魂神(おおくにたまのかみ)」、国土経営や開拓の神で、縁結びや商売繁盛の「大黒様」として親しまれている。「大那牟遅神(おおなむちのかみ)」、国土経営や医薬・酒造の神、「少彦名神(すくなひこなのかみ)」を御祭神として祭っている。環境緑地保護地区でもある約1万坪の境内は、ハルニレやサクラ、カツラなどが林立。歩くだけで不思議と心穏やかになるのは、神社に宿るパワーだろう。
神社は願い事をする場ではなく、参拝は日々の営みへの感謝を伝えることが大切だという。特に新年は、「悪い出来事は前の年に置いてすがすがしい気持ちで」と権禰宜(ごんねぎ)の佐々木昌和さん。前向きかつ謙虚に、家族や大切な人の幸せを心に抱こう。
<お参りポイント>
境内には参拝スポットが点在。しっかり巡って御神徳を感じよう
◆神馬の銅像
鳥居をくぐると迎えてくれる馬の銅像は、帯広ゆかりのシンガーソングライター・中島みゆきさんの祖父で帯広商工会議所会頭などを務めた中島武市さん(故人)が1933年、自身の禁酒と禁煙の達成を記念して奉納した
◆手水舎
参拝者が手や口を清める「手水舎(ちょうずや)」。龍神の口から流れ出る地下水は、モール泉と同じ成分だ。神聖な水で心身を浄化してから神様の前へ
◆十勝護國神社
境内の東側にたたずむ神社にも足を延ばそう。日露戦争から太平洋戦争まで、十勝出身の戦没者1,210柱が祭られている
<参拝のマナー5カ条>
(1)鳥居の前でお辞儀をする。
(2)参道の中央は神様が通る道なので避けて歩く。
(3)参拝前に手水舎の水で心身を清める。ひしゃくに水をくんで左手、右手の順に洗い、左手で水を受けて口をすすぐ。水の入ったひしゃくを立て、柄に水をかけて伏せ置く。
(4)拝殿に進み、さい銭箱の前で会釈をしておさい銭を入れる。
(5)二礼二拍手一礼で拝礼。会釈をしてから退く。御朱印や授与品を求めるのは拝礼後に。
★シマエナガのオリジナル授与品
帯廣神社に姿を見せる野鳥シマエナガをモチーフにした〈島柄長御朱印帖〉1,500円と〈シマエナガみくじ〉500円にほっこり。シマエナガはシジュウカラなどと移動するときに先頭を行くため、参拝者の進む道が清らかに導かれるようにという願いが込められている
<帯廣神社>
帯広市東3条南2丁目1
Tel:0155・23・3955
神門:6時~17時、社頭祈願:9時~16時30分(いずれも11月~2月の時間で、季節により異なる)。※12月31日6時~2020年元日21時は開門
※フリーマガジン「Chai」2020年1月号より。
※撮影/辻博希。写真の無断転用は禁じます。
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