勝毎電子版ジャーナル

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東洋医学へのいざない 十二経絡(1)「肺」

吉川 正子

鍼灸師

(1)肺
 肺経は腕よりの鎖骨の下の「中府」から始まり、そのまま腕の内側の外側を沿って上腕、肘、前腕、手首と下がって、親指の小指側じゃない方の爪の際「小商」で終わります。

 肺の働きはよく知られている呼吸です。鼻から大気中の清気を吸い込み、体内の濁気を吐き出して全身に気を巡らせています。咳やのどの痛み、声が出ない等の呼吸器の症状が出た場合は肺の働きが低下しているので、肺の治...