勝毎電子版ジャーナル

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東洋医学へのいざない 十二経絡(9)「心包」

吉川 正子

鍼灸師

  心包経は乳首の外側「天池」から始まり、脇をめぐって上腕前面、肘中央、前腕前面、手首中央、手のひら中央と下がり、手の中指の先端「中衝」で終わります。

 心包とは漢字の通り「心を包む」器官で、心が簡単に傷つくことがないように、外衛として守っています。東洋医学では狭心症や心筋梗塞などの現代医学で心臓病とされるものを心包の病と考えます。