勝毎電子版ジャーナル

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東洋医学へのいざない 十二経絡(7)「膀胱」

吉川 正子

鍼灸師

 膀胱経は目頭の「睛明」から上に向かって、眉がしら、おでこ、頭頂部といき、そのまま後ろに下がって首の後ろときます。その後は背中を背骨の際と背骨から指四本分横の2つのラインに分けて下がり、お尻、太ももの裏、ふくらはぎと下がり、外くるぶしの後ろを通って、足の外側に沿っていき、最後は足の小指の外側の爪の際「至陰」で終わります。

 膀胱は尿を貯蔵し排泄する働きがあります。したがって、膀胱...