東洋医学へのいざない 第6回 「陰陽(いんよう)」を考える バランス取れば症状良くなる
東洋医学では「陰陽(いんよう)」という考え方が非常に重要で、そのバランスを取ることが基礎理論としてあります。とは言っても何のことかすぐにはピンとこないものです。
私が初めに陰陽を強く意識したのは、身体の右側の痛みに対して、身体の左側へ治療して良くなった経験をしたときでした。初めは全く理解できませんでしたが、これが左右の陰陽のバランスを取る「巨刺法(こしほう)」と呼ばれる方法だ...
左の肩や腕が痛いとき、右足の膝の内側下方にあるツボ「王穴(おうけつ)」(図中央)に治療すると痛みがやわらぎ、腕が動かしやすくなる
東洋医学では「陰陽(いんよう)」という考え方が非常に重要で、そのバランスを取ることが基礎理論としてあります。とは言っても何のことかすぐにはピンとこないものです。
私が初めに陰陽を強く意識したのは、身体の右側の痛みに対して、身体の左側へ治療して良くなった経験をしたときでした。初めは全く理解できませんでしたが、これが左右の陰陽のバランスを取る「巨刺法(こしほう)」と呼ばれる方法だ...
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