東洋医学へのいざない 第２回 いつ始まった？ 数千年も受け継がれる歴史
今回は鍼灸（しんきゅう）の歴史の始まりをお伝えします。鍼灸の歴史はとても古く、原典としては、紀元前２００年頃の中国・漢の時代に書かれた医学書「黄帝内経（こうていだいけい）」（「素問＝そもん」と「霊枢＝れいすう」の２部構成）が有名です。ただ、実際は、もっと古い時代から中国以外でも鍼灸に似た治療が行われたと思われます。
近年、イタリア北部アルプス山上の氷河の中から偶然発見された５...
中国・漢の時代の医学書「黄帝内経（こうていだいけい）」の「素問（そもん）」の一部（下２冊）と、「霊枢（れいすう）」の一部（上２冊）
この記事は会員限定です。勝毎電子版に登録すると続きをお読みいただけます。
