十勝毎日新聞電子版
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2024年11月号

特集/レトロかわいい十勝

COCOCORO大西哲也のなまらおいしいひと工夫「鍋で炊く極上ご飯」

 十勝毎日新聞をご覧の皆さまこんにちは。クッキングエンターテイナーの大西哲也です。

 十勝は寒いけれど雪も少なく住みよい所だと思っていますが、地震は怖いですよね。私も本別町に住んでいるときに震度5強を経験しています。2018年9月の胆振東部地震も停電や断水になるなど大変だったと聞いております。

 備えあれば憂いなし。ということで、今回は鍋で米を炊く方法についてお話ししようと思います。知っていればキャンプでも大活躍間違いなしです。

 実は私は普段も鍋で米を炊いていますが、炊飯器よりもおいしいです。これは電子ジャーよりも鍋の方が高温短時間で調理されるため、お米のうま味がしっかりと閉じ込められておいしく炊き上がるのです。

 炊き方は、水と米を鍋に入れてふたをして強火にかけ、沸騰したら弱火にして10分、火を消して10分蒸らして完成です。簡単でしょう?

 もちろん炊きたてが一番おいしいですが、保存する場合は炊飯器で保温ではなく、すぐに1食分ずつ、ふわっとラップして粗熱を取って冷凍するとレンジで炊き上がりに近い味をいつでも楽しむことができます。

 さらに裏技で、炊くときにほんの少量の酒、塩、油を入れるとよりおいしく炊き上がります。

 酒はうま味をプラスし、塩は“スイカに塩効果”で甘みを強調します。また、デンプンの糖化が遅くなることでしっかりとした食感に仕上がります。油は米をコーティングし、過度なくっつきを防ぐ&割れを防ぎます。水と米以外のものを入れるのは気が引けるかもしれませんが、試しにやってみてください。

 動画ではより細かく解説しておりますので併せてご覧ください。それでは、したっけ!

YouTube「COCOCOROチャンネル

★今回の動画はこちら

<おおにし・てつや>
 1982年本別町生まれ。本別高、専門学校を卒業後、自動車整備士、旅行会社の添乗員などを経て、2016年3月に趣味の料理で旭川市にて起業。『0024(おおにし)クッキングスタジオ』として出張料理・ポップアップレストラン等の活動の後、2017年3月東京都調布市にて合同会社teamsupportと共同でダイニングバー『COCOCORO』を開店。現在では予約の取れない人気店となる。今年6月に初めての著書「COCOCORO大西哲也のドヤ飯」を出版。

COCOCORO大西哲也のなまらおいしいひと工夫

 十勝毎日新聞をご覧の皆さま、はじめまして。クッキングエンターテイナーの大西哲也と申します。本別町出身で、今は東京で飲食店を経営しながらYouTubeで料理動画を配信したり、料理で人に喜んでもらうためにさまざまな活動をしております。これから時々このせいかつ掲示板で料理のお話をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

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