おいしいチーズがある幸せ(6)「チーズといえばピザ!十勝産食材で究極のピザを作ろう~愛菜屋、とかちむら産直市場、十勝ワッカの森キャンプ場」

ミサキ(左)/今春、沖縄から十勝へ移住!趣味はラジオを聞くこと、おうち時間が大好き。ピザづくり体験は初めてだが、「これを機にキャンプや自然の中のアクティビティーにも挑戦したい!」と張り切る
アサミ(右)/大学進学を機に十勝で暮らす。エンタメ鑑賞からドライブまで、インドア&アウトドアのどちらも楽しむアクティブ派。大学のサークル活動でピザ窯を使ったことがあるので、今回の取材は余裕!?
STEP1 買い出し▶▶▶まずは野菜担当とチーズ&肉担当に分かれ、食材をゲット!
<芽室町 愛菜屋(あいさいや)>
産直市場の愛菜屋には、芽室町内の農家が持ち寄る新鮮な野菜が並ぶ。棚の前で迷うミサキを見て、愛菜屋の山川亮太さんが、加熱すると甘みが増すトマト「レベリオン」、町名産のジャガイモ「マチルダ」などをお勧めしてくれた。さらにズッキーニに似たカボチャ「カボッキー」など、ユニークな野菜もカゴに入れ、大満足でレジに向かうミサキだった。
芽室町東めむろ3条南1丁目1
Tel:0155・62・5315
営:9時~17時(11月3日以降~16時)
休:月・木曜
※年内の営業は11月末まで。来年GW期間に営業開始
<帯広市 とかちむら産直市場>
十勝の特産品などが集まるとかちむら産直市場。「ピザに欠かせないチーズを選ぶならここ!」とアサミが訪れた。早速店長の松本大輔さんに案内してもらい、チーズ売り場へ。「チーズだけで約50種類。ラクレットやモッツァレラなどが人気」と松本さん。ほかにも黒豚ロースハムに燻製マヨとピザのアクセントになる食材もゲット。豪華なピザができる予感に胸が高鳴る。

(1)十勝冷燻工房(中札内)の〈燻製マヨ〉750円(2)雪あかり(鹿追)の〈十勝放牧黒豚無添加ロースハム〉900円(3)あしょろチーズ工房(足寄)の〈あしょろ熟モッツァレラ「ころ」〉514円(4)共働学舎新得農場(新得)の〈ラクレット〉1,188円(5)半田ファーム(大樹)の〈チモシー〉778円
帯広市西13条南8丁目1
Tel:0155・66・6830
営:11時~16時
休:水曜
STEP2 ピザの飾り付け&窯入れ▶▶▶キャンプ場で、いよいよピザづくりがスタート!
<清水町 十勝ワッカの森キャンプ場>
2022年にオープン。広大な敷地の中でキャンプやグランピング、サウナなどを楽しめる。当日の申し込みで利用できる「石窯ピザ体験」も好評。トッピング済みのピザ生地(有料)も用意しているので、気軽に問い合わせを。
買い物を終えた2人が向かったのが、清水町の「十勝ワッカの森キャンプ場」。施設内にある石窯を利用して、究極のピザを焼き上げるもくろみだ。
炊事場で食材をカットし、飾り付けへ。アサミ作のピザは中央にトマトの輪切りをあしらい、かわいらしく仕上がった。「題して『花畑』」と、アサミはにっこり。一方ミサキのピザは食材を積み上げた個性的なルックスに。「タイトルは…『サグラダファミリア』!」。大きなポテンシャルを感じる(?)ピザが出来上がった。
石窯で焼き上げたピザは、生地がサクサク、チーズはトロトロの仕上がり。早速ほお張った2人は「野菜が甘くて歯ごたえがいい!」「チーズのコクもすごい」と大絶賛。「十勝の食材を使えば、ぜいたくなピザができるんだね」とアサミが満足そうに話すと、「十勝の自然も最高!外で食べると一層おいしい」と、ミサキも声をそろえる。ピザづくりの体験を通じて、チーズをはじめとする十勝食材の素晴らしさを改めて実感する2人だった。
清水町旭山28-46
Tel:0156・67・7588
営:8時~17時(管理棟・売店)
休:なし(通年営業)
※フリーマガジン「Chai」2025年11月号より。
※撮影/平栗玲香。写真の無断転用は禁じます。
おいしいチーズがある幸せ
酪農王国・十勝は、日本を代表するチーズの生産地でもあります。おいしいチーズがたくさんそろう、恵まれた環境なのです。

















