十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2025年8月号

特集/夏の学びチャレンジ

【健康】iPS細胞で慢性腎臓病治療マウスで効果

 ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製した腎臓のもととなる細胞(腎前駆細胞)を慢性腎臓病のマウスに移植したところ、腎機能の低下が抑制されたと、京都大iPS細胞研究所などの研究グループが発表した。数年以内に臨床試験(治験)開始を目指す。論文は今月、国際学術誌電子版に掲載された。

 研究グループは、腎前駆細胞を従来の100倍以上作製できる培養方法を開発。薬剤で慢性腎臓病を再現したマウスに