十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2025年7月号

特集/夏本番!旨辛メニュー

ランチ大作戦!(2)「おおきストアーで昼食を(2)」

 手作りの総菜を目当てに、平日には近隣の会社員、週末になると遠方の客や家族連れでにぎわうおおきストアー。毎日のランチに大活躍する、同店の魅力を探りました。

これであなたもおおきストアー上級者!
テイクアウトできるフルコース

社長の大木健司さん
「私がお薦めします!」


 好みの総菜を組み合わせて作る、ランチのフルコース。こんな楽しみ方ができるのも、豊富なメニューをそろえる同店ならでは!

STEP1/ごはんもの(メイン)を選ぶ

〈ちらし寿司〉545円


人気の定番商品。酢飯に手作りの具をたっぷり混ぜ込んでいる。特製の錦糸卵が色合いと味のアクセントに

〈えび丼〉480円


エビフライの卵とじが素朴なおいしさ。〈カツ丼〉〈親子丼〉など日替わりで登場するミニ丼のシリーズ

〈太巻き寿司〉370円


店で味付けたカンピョウ、キュウリ、紅ショウガなどを巻いて作る王道の味。しょうゆを付けなくてもおいしい

STEP2/総菜(副菜)を選ぶ

〈茄子の揚げびたし〉390円


色鮮やかな野菜が食欲をそそる。タラのフライも加えることで、ごはんのお供にぴったりな一品が完成

〈うどの天ぷら〉280円


春の到来とともに登場する山菜メニューの一つ。独特な食感と苦みがクセになる。タラの芽の総菜も販売予定

〈ちかのマリネ〉390円


揚げたちか、タマネギ、パプリカなどを酢に付け込んだ。タコやスモークサーモンのマリネも好評

STEP3/スイーツ(デザート)を選ぶ

フルーツサンド〈スペシャルミックス〉(右)〈デコポン〉各450円


ホイップクリームと純生クリームを独自の配合でブレンド。甘さを抑えたクリームが果実を引き立てる

〈ほぼくり まっしろ〉490円


ほぼクリームでできているから「ほぼくり」。〈まっしろ〉は牛乳寒天と生クリームを合わせたアイデアスイーツ

〈汁もの〉350円


魚が具材になることが多く、写真は〈ごっこ汁〉。アンコウなどの珍しい魚を使うことも



おおきストアーのいま・むかし
 おおきストアーは1962(昭和37)年、食品の小売店として帯広市の電信通り沿いに誕生。83(昭和58)年にオープンした2号店は現店舗であり、今は1号店と統合されている。

 大型スーパーが台頭したタイミングで総菜メインの店づくりに転換するなど、時代に合わせた試みに取り組んできた。2020年には、当時首都圏で流行していたフルーツサンドを店頭に並べて話題に。看板メニューへと成長した。

 健司さんのユーモラスなコメントとともにお薦め商品を紹介する、インスタグラムも大好評。7500人超えのフォロワー(2025年3月現在)がおり、健司さんは「SNSを通じて、若い客層が増えた」と手応えを感じている。

 世の変化をおおらかに受け入れつつ、客を大切にするという基軸はブレない。明確なブランディングが共感を呼び、新たなファンを獲得している。

96(平成8)年、帯広市東9南6にあったおおきストアー1号店

看板には店のロゴマークが描かれている

97(平成9)年に撮影された、先代社長の大木勲さんと妻の聖子さん。総菜の充実に力を入れ始めていた頃


帯広市西20条南5丁目1-11 
Tel:0155・33・2150
営:8時30分~19時
休:日曜
Instagram:@ookistore

※フリーマガジン「Chai」2025年4月号より。
※撮影/平栗玲香、清田千裕。写真の無断転用は禁じます。