十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2025年7月号

特集/夏本番!旨辛メニュー

ランチ大作戦!(8)「ランチ3本勝負 定番VS数量限定~とんかつのみしな、tobachi、香味屋」

〈ひれかつ定食〉は、200g、120g、80gの3種類から選べる。写真は120gの〈B定食〉1,680円

 気分やムードに合わせたランチ対決の始まりです!

<定番>
とんかつのみしな
誰もがトリコになる名店のひれかつ
 1969(昭和44)年の創業以来、ボリューム満点のとんかつで地元っ子の食欲に応えてきたみしな。愛される味を長年守り続けている。

 同店名物といえば〈ひれかつ定食〉。道産の新鮮な豚肉にこだわり、つなぎには清水町・大平原ファームの卵を使用する。そこに細かなパン粉をまぶして米油で揚げると、あっさりした仕上がりに。さらに秘伝の特製ソースが肉のうま味を引き立てる。特製ドレッシングをかけて味わうキャベツも絶品で、一瞬にして完食してしまう。

右から副店長の柳沢久代さん、坂東依織さん、斉藤公美雄さん

2023年に新築した店内。昨年は敷地内にパン屋「みしなベーカリー」が開店し、4月に1周年記念イベントを予定


清水町御影南1線57-43
Tel:0156・63・3118
営:11時~21時(LO1時間前) 
休:なし



〈tobachiハンバーグ〉180g 1,200円。〈ライスorパンサラダセット〉400円、ライスやパンの単品200円、トッピング150~300円などのプラス料金でアレンジ可。肉の増量OK


HAMBURG&STEAK tobachi(トバチ)
ふっくらジューシーなハンバーグ
 上士幌町市街地から車で10分ほどの山間、風光明媚(めいび)な場所にある旧東居辺小学校の建物を活用したレストラン。十勝ナイタイ和牛をベースにしたオリジナルブレンドのひき肉で作る鉄板焼きのハンバーグを求めて、遠方からもファンが訪れる。

 3種類のソースのうち一番人気のデミグラスは、隠し味に上士幌町産・シナの蜂蜜を使用。香りとコクが肉のうま味を引き立てる。目玉焼きやベーコンなどのトッピングもあり、ライスやパン、サラダなどの組み合わせも自由自在。

「2号店のハンバーガーショップ(道の駅かみしほろ内)と併せてドライブがてらお立ち寄りください」と横川博紀店長

職員室だった場所を改装した店内。カウンター席では目の前の鉄板で調理する様子を見ることができる


上士幌町居辺東15線229-1
Tel:01564・2・5183
営:11時~17時(LO30分前)
休:火曜、第1・3月曜



〈豚丼と海老天そばセット〉1,000円。ランチメニューは取材時は〈スペシャルミックスランチ ザンギ・海老フライ〉1,000円、〈鶏モモ肉ステーキ〉990円を含めた3種類


香味屋(かみや)
50年以上続く老舗の味わいを手軽に
 1971(昭和46)年の創業当時、「なべ天」の愛称で親しまれていた同店。1976(昭和51)年に店名を「香味屋」に変更してからは、町民のみならず管外からの観光客も足しげく通う。和食、洋食とらわれないメニューは、冠婚葬祭や宴会料理などあらゆるシーンに応えてくれる。

 ランチ限定の〈豚丼と海老天そばセット〉は、たっぷりと秘伝のタレが染みた豚丼と、カラッと揚げたエビや春菊が載った天そばの欲張りセット。ごはんも麺も盛りが良く、どちらも主役級!

厨房・ホールスタッフの皆さん。創業から続く伝統の味は、代表・田守修蔵さんの元で育った3人の愛弟子が今も大切に受け継ぐ

池田駅のすぐ隣に位置し、アクセスも良好。30台は停まる広々とした駐車場は宴会利用にもうってつけ


池田町東1条3番地 
Tel:015・572・3023
営:11時~14時30分、17時~19時30分
休:火曜 ※ランチは土・日曜、祝日は休み

※フリーマガジン「Chai」2025年4月号より。
※撮影/辰巳勲、平栗玲香。写真の無断転用は禁じます。