十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2025年7月号

特集/夏本番!旨辛メニュー

ランチ大作戦!(6)「ランチ3本勝負 ワンコイン以内VSぜいたく~北の勝、喫茶はっぴぃ~、Cafe IchigoIchie」

取材日は〈山賊焼き定食〉500円。入店して席について待っていると料理が自動的に運ばれてくる

 気分やムードに合わせたランチ対決の始まりです!

<ワンコイン以内>
北の勝
量も味も妥協なし!市民の強い味方
 メニューは〈ワンコインランチ〉のみながら、駐車場が満車の日も多いほど市民の胃袋をガッチリつかんで離さない。から揚げ、ヒレカツ、ハンバーグと日替わりのメインに、こんもりと盛られた白米。「本当に500円でいいの…?」と心配になるくらいのボリュームが訪れた客を圧倒させる。早い時はランチですべて完売し、夜は開けない日もあるという。

 「安くいっぱい食べてほしいから、できるとこまでやる」と店主の上野さん。おなかも心も満たされ、午後からの活力が湧いてくる。

店主の上野顕司さん。安さはさることながら、量を惜しまないのも店主の優しさ

店先には今日のワンプレートランチの看板が。その日のメニューは毎週月曜頃Xでお知らせ


帯広市西17条南3丁目11-8
Tel:0155・38・5100
営:11時~14時30分(LO)、17時~なくなり次第終了
休:不定



〈ビーフカレー〉470円(4/1~)。店自慢のサイフォンで一杯一杯丁寧に入れたコーヒーもぜひ


喫茶はっぴぃ~
全メニュー500円以下と破格の安さ
 音更町社会福祉協議会が運営し、障がいを持つ人の社会参加の場として活動。驚くのはその価格の安さだ。フード、ドリンク、デザートすべてのメニューが500円以下。「できる限り安く提供したい」というスタッフの思いとたゆまぬ努力が低価格を実現する。

 メニューはパスタ、オムライス、エビピラフと目移りするほどの品ぞろえ。昔ながらのクリームソーダやホットケーキも用意する。自然と客同士の交流も生まれるなど、地域に開かれたアットホームな雰囲気が魅力的。

カウンターに立ち接客するスタッフ。談笑しながらランチをいただくのも楽しい

音更町総合福祉センター正面入り口入ってすぐの一角で営業


音更町大通11丁目1 音更町総合福祉センター内
Tel:0155・42・2400
営:10時30分~15時 
休:土・日曜、祝日、第3月曜 ※4/1~4/6臨時休業



4月のワンコインランチ〈ペペロンチーノ〉500円。1日5食限定。メニューはインスタグラムをチェック

4月のワンコインランチ〈みそマヨチキン〉500円。1日5食限定。メニューはインスタグラムをチェック


Cafe IchigoIchie(イチゴイチエ)
ワンコインで満たされるコスパ最強ランチ
 グループホームやB型就労継続支援などを行う「151枝」が運営するカフェ。月替わりでメニューが変わる〈ワンコインランチ〉は、ごはんと麺類の2種類から選べる。ドリンクをつけても1,000円以内に収まるからお財布にも優しい。

 そのほか、〈チーズミートパスタ〉1,100円や〈ビーフカレー〉1,100円などはすべてドリンクとバニラアイスがつき、さらに大盛り無料と太っ腹!「新作のミニパフェや季節限定メニューなども考案中」とスタッフはにっこり。お一人様の利用も多く、敷居が高くないのもまたいい。

「地域の憩いの場所になれば」と右からスタッフの一條なつみさん、古川卓冶さん

ソファー席も用意し、つい長居したくなる居心地の良さ。絵画やハンドメイド作品の展示・販売なども行う


帯広市東11条南11丁目1-26
Tel:0155・29・5755
営:11時~15時(LO30分前) 
休:月曜・日曜
Instagram:@cafe151e

※フリーマガジン「Chai」2025年4月号より。
※撮影/平栗玲香、辰巳勲、清田千裕。写真の無断転用は禁じます。