十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2025年7月号

特集/夏本番!旨辛メニュー

ランチ大作戦!(3)「ランチ3本勝負 ガッツリVSヘルシー~大草原の小さな家、ナチュラルココミント店、カフェひよっこ」

〈田舎料理バイキング〉は大人2,000円、65歳以上1,800円、7~11歳1,200円、3~6歳800円で60分食べ放題

 気分やムードに合わせたランチ対決の始まりです!

<ヘルシー>
大草原の小さな家
真心を込めた田舎料理を存分に
 十勝のファームレストランの先駆け的存在で、大自然の中にたたずむログハウスが客の目を引きつける。1989(平成元)年の創業当時は単品メニューを提供していたが、「いろいろな料理を楽しんでほしい」とバイキング形式に転換して20年以上が経つ。

 たっぷりの野菜はもちろんのこと自家製麺のそば、乳製品、肉類、豆腐など鹿追町産・十勝産の食材を多く使用。素材本来の味を大切にした和洋折衷の手作り料理がバランスよく並ぶ。ちょっとずついろんな料理を味わえるのがうれしい。

プレートに好きな総菜を盛りつける。木の温もりを感じる店内に20種類以上の大皿料理が並ぶ

「町内の牧場から届く低温殺菌の搾りたて牛乳とソフトクリームも食べ飲み放題です」とスタッフの中野みゆきさん




〈オーガニック酵素玄米ご飯Bセット〉1,080円。ごはん、みそ汁、漬物、おかずみその〈Aセット〉500円に日替わり総菜2品とドリンクが付く


ナチュラルココ ミント店
体を気遣う人必見!オーガニックランチ
 オーガニック食材やコスメなど体や環境に優しい商品を販売。売り場に隣接するカフェでは、無添加食材だけで作るごはんセットなど健康的な食事を提案する。

 〈オーガニック酵素玄米ご飯セット〉は、カミフラノイ農場(上富良野)の農薬不使用のお米を使用。圧力鍋で炊き1〜3日寝かせることで、消化しやすくなるという。みそ汁、日替わりの総菜はすべてこだわりの調味料だけで味付けをし、優しい口当たりだ。買い物を楽しんだ後は、カフェに立ち寄り一息つきたい。

料理に使う調味料や野菜、有機栽培米などは店舗にて購入も可能。みそ汁や玄米、総菜もテイクアウトできる

オーガニック商品の需要が高まり、幅広い層の客が訪れる


帯広市西3条南20丁目4-1
Tel:0155・20・1554
営:10時~18時(カフェは11時~17時)
休:日曜、祝日(月曜のみ) 



〈おまかせランチ〉1,100円はプラス400円でコーヒーまたは紅茶と自家製ケーキがつく。オリジナルピザ、夏野菜のスープカレーもお薦め


カフェひよっこ
農家が始めた完全予約制カフェ
 「規格外や余ってしまう野菜をどうにかしたい」と乾燥野菜や菓子を製造し、町内の道の駅で販売する農家のお母さんたち。加工場を兼ねた建物を活用するカフェは、本業を優先するため完全予約制で営業する。

 基本のランチは蒸し、和え、揚げもの、サラダなどバランスよく小鉢が並び、黒千石大豆入りごはんや麹(こうじ)から手作りするみそ汁もマイルドな味わい。子どもやお年寄りなど年代に合わせてボリュームの変更も可能なので、お気軽にご予約を。

代表の庄司光恵さんを中心に浅野澄江さん(左)、河江依子さんの3人で店を切り盛りする

道道134号線沿いの林に囲まれた建物。入口のひよこの看板が目印


士幌町中音更基線168 
Tel:090・5227・1020
営:11時~15時
※完全予約制、夜営業は要相談
休:不定

※フリーマガジン「Chai」2025年4月号より。
※撮影/平栗玲香、清田千裕。写真の無断転用は禁じます。