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成年後見について「市街地と町村部では違った現状がある」と話す長谷川弁護士

高まる需要、全国上回る増加率 帯広市長申立は10年で7倍に~成年後見制度の今(2)

北村 里沙

十勝毎日新聞社 編集局 デジタルセンター

 「帯広市では、高齢者や障害者の施設に入っている人でも後見人を付けて、権利を保護していかなければなければならないという認識が、関係者間で比較的広まっている」

 釧路家庭裁判所帯広支部からの依頼で弁護士の後見候補者を推薦する窓口を担う、弁護士法人とかち平野(帯広)の長谷川亮弁護士(47)は、帯広市で後見の申し立てが多い理由をこう分析する。

 十勝管内の「成年後見制度」...