孤立防ぐ担い手足りず 十勝に7人「市民後見人」小關さん~成年後見制度の今(1)
「寒くなってきたけれど、暖かい服はいりますか?」
十勝管内に7人いる「市民後見人」の一人、小關利彦さん(64)は24年10月中旬、帯広市内の特別養護老人ホームを訪れた。車いすに座って待っていた80代の男性に、体調を気遣いながら必要なものを確認する。管外出身で離婚歴があるこの男性には、頼れる身寄りがいない。
「いい友達ですよ」。認知症を患い、この日は自分を「20...
担当する男性が入居する特別養護老人ホームを訪れ、男性と話す小關さん(右)(2024年10月)
「寒くなってきたけれど、暖かい服はいりますか?」
十勝管内に7人いる「市民後見人」の一人、小關利彦さん(64)は24年10月中旬、帯広市内の特別養護老人ホームを訪れた。車いすに座って待っていた80代の男性に、体調を気遣いながら必要なものを確認する。管外出身で離婚歴があるこの男性には、頼れる身寄りがいない。
「いい友達ですよ」。認知症を患い、この日は自分を「20...
この記事は会員限定です。勝毎電子版に登録すると続きをお読みいただけます。