十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2025年7月号

特集/夏本番!旨辛メニュー

Chai探偵団(11)「真徳寺ペット納骨堂 あんしん」

Mission
 お寺にペットの納骨堂ができると聞きました。どんな場所ですか?(40代女性)

 「ペットは家族。亡くなった後も大切にしたい。でもずっと遺骨を家に置いておくわけにもいかないし…」と知人から悩みを聞いたランナー団員。そこに「お寺にペット納骨堂ができるらしい」と一通のタレコミが! すかさず訪問。

 今年3月にペット専用の納骨堂「あんしん」を新設するのは、1900(明治33)年に設立し、法要や葬儀・法事会場として多く利用される中士幌の真徳寺。住職の母・松浪智子さんは、「私もですが、ペットの遺骨をどうしようか悩んでいる人は多い。力になれれば」とペット納骨堂の創設を決意。一つ一つが区切られ、透明の扉から中の様子をのぞける韓国のロッカー式納骨堂をモチーフに作りたいと現地視察に行くほどのこだわりようだ。

 完成したばかりでピカピカの室内には、350区画の納骨スペースがズラリと並ぶ。箱内には遺骨や位牌(いはい)のほか、写真やおもちゃ、花などを飾ることも可能。「1つの区画に、複数の遺骨を入れることもできます。要望があれば今後増設もしていきたい」と智子さんは意気込む。大切な家族との思い出が色あせず、安心して安置できる場所として道内外から注目を集めている。

一般の納骨堂の正面に位置する。個別納骨のほか、合葬墓も用意

個別納骨は一区画50,000円(別途年間管理費3,000円)、合葬墓は20,000円。位牌(いはい)や、骨つぼなどの購入や相談もできる

「お参りに来られなくても永代にわたり供養を行います。会いたい時に会いに来てください」と住職の松浪賢誓さん


<真徳寺ペット納骨堂 あんしん>
士幌町中士幌西2線80-4
Tel:01564・7・4030 
営:9時~18時

◇今月はランナー団員
探偵団の元気印。ランニングやアウトドアなど体を動かすことが大好き。



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Chai探偵団
十勝っ子の「?」を調査し紹介するChaiの連載です。

※フリーマガジン「Chai」2025年3月号より。
※撮影/辻博希。写真の無断転用は禁じます。