そばのおいしい季節です(4)「十勝のそば図鑑~大樹町 十勝海霧そば オーランドファーム、開拓舎とかち、そば乃 兎月」
長い歴史があり、日本の食文化に欠かせないそば。十勝は国内でも有数のそばの産地です。各地域で作られているそばの特徴を知った後は、お店でその味を楽しんでみませんか。
◆大樹町 十勝海霧そば
◆大樹町 十勝海霧そば
豊かな風土が育むおいしさ
海のミネラルを含んだ肥沃(ひよく)な土壌を生かし、「清流だいこん」を栽培してきた大石農場。三代目・大石富一さんのアイデアで誕生した大樹町の新たな名産がそばだ。ダイコンの側に雑草の「タデ」が生えていると表面がきれいに育つことから、タデ科のそばに目を付けた。
輪作向けに無農薬で育てたそばは、風味豊かに成長。味が良いだけでなく、麺を打つ際にまとまりやすいと評判だ。「十勝海霧そば」というネーミングでブランド化され、今や品質においても一目置かれている。
オーランドファーム
大樹町芽武83-2
Tel:01558・7・7008
開拓舎とかち(工場)
幕別町明野426
Tel:080・4047・0761
※そば粉の注文はこちらへ
地元産そば粉を使う鹿追町の店
◆そば乃 兎月
今年の3月に開店。のど越しの良い手打ちそばで早くも人気を集める。つゆには、カツオ節など3種の具材で取っただしのうま味が凝縮。香り高いそばの風味を引き立てる。
「寒い季節は、地元の人が好む太めのそばを提供したい」と、挑戦を続ける店主の伊藤翔弥さん。自慢の天ぷらもぜひ味わって。
大樹町2条通7-1
Tel:01558・8・7366
営:11時~14時
休:月曜、第4日曜
※フリーマガジン「Chai」2024年10月号より。
※撮影/辻博希、スタジオ・イッセイ 高橋一生。写真の無断転用は禁じます。
そばのおいしい季節です
新そばが楽しみな時期がやって来ました。十勝は言わずと知れたそばの産地。さぁ、今日はどの店で「ずずっと」やりますか?