十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年11月号

特集/レトロかわいい十勝

そばのおいしい季節です(2)「十勝のそば図鑑~新得町 新得そば そば処 みなとや、そばレストラン 玄穣、蕎麦 十箱」

手前から〈アベック丼〉1,350円(写真は天丼、冷納豆)、〈冷かし〉1,050円

地元産そば粉を使う新得町のお店
◆そば処 みなとや
 昼時には行列ができ、町内外から足繁く通うファンも多い。風味や栄養価が高い全粒粉のそば粉を使用。創業当初から使う自家製のかえしとかつお節や昆布でとっただしを合わせたそばつゆが麺とよく絡む。注文に迷ったら好みのそばや丼を組み合わせられる〈アベック丼〉をぜひ。

1922(大正12)年創業。今年で102年目

店主の今井崇敬さん


新得町2条北1丁目 
Tel:0156・64・5745
営:11時~14時30分(そばがなくなり次第終了) 
休:木・日曜 



地鶏の骨からじっくりだしを取った〈新得地鶏南ばんせいろ〉1,500円


◆そばレストラン 玄穣
 新得そばやそばの加工品を販売するそばの館内にあるレストラン。自社農園で収穫したぼたんそばを低温庫に保管し、石臼製粉機で製粉。ひきたて、うちたて、ゆでたての新鮮なそばを楽しめる。4種類のかつお節やシイタケなどでだしを取ったつゆは、奥深い味わい。

店内の窓からは一面のそば畑を見渡せる

スタッフの髙橋範子さん


新得町新得基線102 そばの館内
Tel:0156・64・5888
営:4月~10月は11時~17時、11月~3月は11時~16時30分(そばがなくなり次第終了)  
休:1月1日、2日



左から〈もりそば〉800円、〈かけそば〉850円


◆蕎麦 十箱
 町内で唯一、十割そばを提供する店。新得産のそば粉〈レラノカオリ〉を使用し、毎朝丁寧にそば打ちをする。そば本来の味わいを残しつつ、細麺でツルツルと食べやすい。

 もりそばやかけそばなどメニューはシンプル。「十割そばの風味や味わいを感じてほしい」と店主の石畑健さんが思いを込める。

十箱のそばを目当てに管外から訪れる観光客も多い

店主の石畑健さんと妻の智美さん


新得町元町66-3 
Tel:0156・67・7025
営:11時~15時(そばがなくなり次第終了) 
休:木曜、その他不定

※フリーマガジン「Chai」2024年10月号より。
※撮影/辰巳勲、清田千裕、平栗玲香。写真の無断転用は禁じます。