おでかけスイーツ部(47)「パティスリー LA SOUSHE(ラ・スーシュ)」
手前から時計回りに、ミックスジュースのムースがおいしい〈ミルティ・フリュイ〉、〈ビッシュ・オ・マングー〉、すみよ園寶相華の抹茶を使った〈抹茶〉、〈パッション〉、洋酒にじっくり漬けたパイナップルが人気の〈アナナス〉、カシスとチョコレートの〈モネの睡蓮〉。各520~580円
住宅街にひっそりとたたずむ店は、4月にオープンしたばかり。看護師から心機一転、後藤共子さんが切り盛りするフランス菓子の店だ。
学生時代から菓子づくりが趣味だった後藤さん。おすそ分けした友人や同僚から「おいしい」と言われるたび、きちんと学びたいという夢が膨らみ、6年前に東京の菓子教室「イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ」へ。店で売れるような本格的な菓子を教えてくれる教室で学んだのち、師範の資格を得た。
曜日を限って店を開け、6、7種類のケーキと焼き菓子がメイン。リキュールや洋酒をたっぷり利かせた香り高いスイーツはどれも大人味で、お酒にも合いそう。発酵バターや道産小麦といった素材へのこだわりもうれしい。
店名はフランス語で「切り株」という意味だという。フランスではクリスマスに幸せを願いながら薪をモチーフにしたケーキを食べる風習があり、「皆さんに愛されて、楽しいひとときを過ごせるケーキを作りたい」と後藤さん。これからの進化にも、こうご期待。
<パティスリー LA SOUSHE(ラ・スーシュ)>
帯広市白樺16条西15丁目7
Tel:0155・38・2240
営:土・日曜のみ11時~18時
※8月からは金曜も営業
◆おでかけスイーツ部
十勝のスイーツを求めて、Chai編集部が各店を訪問する連載企画です。
※フリーマガジン「Chai」2021年8月号より。
※撮影/辰巳勲。写真の無断転用は禁じます。