勝毎電子版ジャーナル

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「昭和」の夏の思い出 多忙極める建築作業 南極先生 再び極地へ。(13)

柴田 和宏

南極観測隊員(元小学校教諭)

 短くて忙しい昭和の夏が始まりました。夏期間は物資輸送、前次隊からの引き継ぎ、野外調査、建設作業などが行われます。これらすべてが1カ月の間に同時進行します。朝起きてから寝るまで仕事をし続けている感覚になるほど、多忙を極めます。昭和基地の1日は朝6時半の朝食から始まり、午後7時半のミーティングで終わります。私はぎりぎりまで眠っていたいので午前7時45分の朝礼に間に合うように7時起床。朝食抜きです...