2024年4月号

特集/ときめきのプリン&愛しのシュークリーム

おうちでカラダづくり(4)「運動効果をアップ!正しい食事と栄養補給」

 食事のタイミングや内容を意識することで、より高い運動効果が期待できます。基本的な知識を学びましょう。

1.運動前は何を食べたらいい?
<エネルギー源の炭水化物を補給しましょう>

 体を動かすときに必要なエネルギー源「炭水化物」を補給しましょう。
例えばおにぎり1個やサンドイッチなど、運動の1~2時間前に消化吸収のよい食事が理想です。運動直前になるなら、30分前にバナナやゼリーといった炭水化物をお薦めします。

2.運動後の適切な食事は?
<30分以内にたんぱく質の摂取を>

 運動後は使われた筋肉細胞が損傷した状態です。トレーニング後30分以内にタンパク質を補給しましょう。タンパク質は筋肉の合成に使われ、筋肉を大きく強くします。食事は脂質が低い魚介類や鶏肉がお薦め。すぐに食事をすることが難しければ、タンパク質を主成分とする「プロテイン」の活用を。また、筋肉の合成を促すアミノ酸も一緒に摂りましょう。運動量が多い場合は、運動時からサプリメントの「BCAA」(必須アミノ酸)や水分を摂るとよいです。

3.水分の適切な摂り方は?
<日頃から、そして運動中もこまめに補給して>

 生活の中で、1日平均1.5~2?の水分を失います。出ていく水分と入る水分量が釣り合わないと脱水症状に。一気に飲んでも体内で処理できるのは250mlくらいで、それ以上は汗や尿として排出されます。日常生活や運動中もこまめな補給が大切です。なお、カフェインが入る飲料は利尿性が高いので注意。汗を大量にかいた場合などは、スポーツドリンクもお薦めです。

4.夜遅い時間の夕飯は食べた方がいい?
<ご飯軽く1膳分は食べましょう>

 糖の一種であるグリコーゲンは筋肉にも蓄えられていて、体や脳のエネルギー源であるタンパク質やグリコーゲンが枯渇すると、筋肉が壊れることにつながります。よって、約6時間ごとにグリコーゲンのもととなる炭水化物を摂りましょう。夜ご飯を抜くと、体内の吸収率が上昇し、炭水化物を多く得ようとします。夜抜いた分朝たくさん食べると、その分を吸収して太ることにつながります。

5.効果的な運動の時間帯は?
<昼~夕方がベストです>

 さまざまな説がありますが、体温が上がる時間帯を考えると、昼ご飯後の昼~夕方がベストでしょう。効果的に体を動かすことができます。

<教えてくれた人>
・村岡直哉さん
 JOYFIT NORTH本部
 トレーニング部プログラムセクションジョブリーダー
 JOYFIT公認パーソナルトレーナー、加圧トレーナー
 栄養コンシェルジュ


・木村智子さん
 JOYFIT24札幌川沿
 JOYFIT公認栄養コンシェルジュ


「体づくり頑張りましょう!」

取材協力/株式会社オカモト スポーツクラブJOYFIT01
帯広市西19条南2丁目42
Tel:0155・33・1010(内線2)

※フリーマガジン「Chai」2021年2月号より。
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