あっぱれ!十勝のあん(13)「炊飯器におまかせでほぼほったらかしのあんづくり」
<材料>(作りやすい分量)
小豆.....180g(1カップ)
水....約200cc(1カップ)
砂糖............60g
塩...........ひとつまみ
栂安信子さん
料理教室「ノブキッチン」の代表を務める。昨年はカフェ、栄養ケア・ステーション、福祉活動拠点を集めた複合交流施設「つがハウス」もオープン。「ベジタブル漢方アドバイザー」の資格を取得するなど、食と健康について幅広い知識を持つ。
「つがハウス」(ノブキッチンカフェ)
帯広市西9条南9丁目14-2
Tel:0155・67・1891
営:11時30分~17時
休:日曜、祝日 ※ランチは月・水・金曜
●簡単あんこMENU1 「7色おはぎ」
十勝の野菜でカラフルに♪
<材料>(約7個分)
もち米..........1合(1個あたり約45gが目安)
水............180cc(米を炊くより少なめ)
ナガイモ..................長さ5cmほど
ジャガイモ(馬鈴薯、レッドムーンなどホクホク系)...1個
ビーツ............中玉1/4個(小さじ1ほど)
※市販の調理済のものを使っても可
カボチャ...........1/6個(1/2カップほど)
あん...........適量(1個あたり約15gが目安)
ゴマ.........................適量
青のり........................適量
砂糖(それぞれの野菜あんに対して)......小さじ1/2
(1)もち米は15~30分ほど浸水して炊く。普通のおはぎはあんでもち米を包み(ラップを使うと成形しやすい)、俵型に成形して完成。そのほかのおはぎ(ビーツ以外)用に、もち米の中にあんを入れて成形しておく。
(2)ナガイモ、ジャガイモ、ビーツ、カボチャは蒸しておく。ビーツ以外の野菜は小さじ1/2の砂糖を加えながらつぶしてこし、野菜あんを作る。
(3)ビーツは細かく刻み、もち米とあえておく。もち米に色が付いたらあんを入れて包み、成形する。
(4)(1)で作ったあん入りのもち米を、(2)の野菜あんでそれぞれ包む。ごまと青のりもそれぞれ、(1)のあん入りのもち米の表面にまぶす。
●簡単あんこMENU2 「あんこトースト」
おうちでカフェの味
<材料>
食パン............2枚
あん.............適量
バナナ..........1/2個
リンゴ..........1/4個
シナモン...........適量
含蜜糖............適量
ミント............適量
(1)バナナとリンゴは薄くスライスし、2枚の食パンは軽く焦げ目が付くまで焼いておく。
(2)(1)の食パンの全体にあんをぬり、それぞれにスライスした果物を乗せる。仕上げにシナモンと含蜜糖をかけ、ミントを飾って完成。
◆知って得するあんこ冷凍術
余ったあんこはひと口サイズ(約15g)に丸め、まとめてラップで包みます。そのままチャック付きのポリ袋に入れて冷凍庫へ!使う時は必要な分だけ自然解凍します。トーストにぬったり、ぜんざいを作るのに程よいサイズです。
★豆だけに?栄養豆知識
小豆には抗酸化作用があるアントシアニンや、食物繊維が豊富。また漢方の考えによると、体の熱を取り、余分な水分や毒素を排出する作用があると言われています。
※フリーマガジン「Chai」2021年11月号より。
※撮影/辻 博希。写真の無断転用は禁じます。
あっぱれ!十勝のあん
十勝は小豆の一大産地。肥よくな大地で育まれた小豆から作るあんは、風味豊かで、十勝はもちろん、全国の和洋菓子店などで愛されています。さて、このあんが今、コロナ禍で需要が減っています。お膝元の十勝からその魅力を見つめ直し、おいしいあんをもっと楽しみませんか?あっぱれ、十勝のあん―。農家や菓子店の皆さん、そして十勝っ子が愛してやまない「あん」に贈る、応援企画です。
※掲載情報は2021年10月12日時点のものです。各店の営業状況は変更になる場合があります。事前にご確認ください。
※取材時のみ特別にマスクを外して撮影しています。