十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年11月号

特集/レトロかわいい十勝

あっぱれ!十勝のあん(6)「『待ってました』の新大福はあん&バターの鉄板コンビ~大福」

地元と北海道産の食材で作られた〈あんバタ大福〉150円。新しくもどこか懐かしい味わいが広がる

 士幌町の「道の駅ピア21しほろ」の名物の一つといえば、地元の食材を使用した「オリジナル大福」。初代〈じゃがいも大福〉に続き、〈かぼちゃみたらし大福〉と来て、新作への期待が高まる中、今年の1月に登場したのが〈あんバタ大福〉だ。

 同道の駅でレストランなどを運営する会社「at LOCAL」が考案し、中札内村のとかち製菓が製造。士幌町の小豆で作ったあんと十勝産バターを組み合わせ、シリーズ初の〝洋風大福〞を誕生させた。

 軟らかな餅の中には、ほど良い甘さのあんがたっぷり。そこにバターの風味とコクが加わって、おいしさを底上げする。王道のコンビで挑んだ直球勝負に、甘党たちは降伏せざるを得ない。

 ニューフェイスの大福は、たちまち人気商品の仲間入り。お土産はもちろん、おやつ用にまとめ買いする地元っ子も多く、幅広い世代に支持されている。このモチモチ、トロリの食感はクセになるのでご注意を。

目立つ場所に大福コーナーを設置。定番の〈じゃがいも大福〉〈かぼちゃみたらし大福〉のほか、季節限定の大福も用意

建物内には、地元食材を使った食べ物や雑貨などの土産物が勢ぞろい。レストランやカフェもあり、ドライブの目的地にぴったりだ

「地方発送もできる16個入りの〈大福セット〉2,730円も好評です」と、店長の斉藤誠幸さんはPRする


<道の駅 ピア21しほろ>
士幌町士幌西2線134-1
Tel:01564・5・3940
営:9時~17時 休:年末年始

※フリーマガジン「Chai」2021年11月号より。
※撮影/辻 博希。写真の無断転用は禁じます。

あっぱれ!十勝のあん

 十勝は小豆の一大産地。肥よくな大地で育まれた小豆から作るあんは、風味豊かで、十勝はもちろん、全国の和洋菓子店などで愛されています。さて、このあんが今、コロナ禍で需要が減っています。お膝元の十勝からその魅力を見つめ直し、おいしいあんをもっと楽しみませんか?あっぱれ、十勝のあん―。農家や菓子店の皆さん、そして十勝っ子が愛してやまない「あん」に贈る、応援企画です。
※掲載情報は2021年10月12日時点のものです。各店の営業状況は変更になる場合があります。事前にご確認ください。
※取材時のみ特別にマスクを外して撮影しています。

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