おでかけスイーツ部(36)「THE SANDO(ザ・サンド)」
手前から時計回りに、〈ストロベリーカスタードサンド〉410円、きなこを加えたクリームチーズとあんが新鮮な〈アンキナコクリームチーズサンド〉350円、あんとコーヒーを合わせた〈モカサンド〉350円 ※各テークアウト料金
新たなブームの予感がする「モダンサンド」。パンケーキに似た手のひらサイズのスイーツは、6月にオープンした道の駅かみしほろ内「THE SANDO」の看板商品だ。
オーナーの山優介さんはもともと、帯広のデザイン会社SPIS DESIGN.の代表。上士幌町の観光冊子の制作などに関わる中、すっかり町のファンになり、手土産になるスイーツで町や十勝の魅力を伝えようと一念発起した。
素材はすべて十勝産にこだわる。小麦やてんさい糖、卵、町の牛乳や蜂蜜などを使って銅板で焼いた生地は、ふわふわでしっとり。蜂蜜の香りとコクはどら焼きにも似ていて、中身の「あん+クリームチーズ」といった意外な組み合わせが楽しい。スイーツと食事系の7種がある。
店名は、山の麓にある道の駅を表現する「山道」、何度も足を運んでほしいという「三度」の意味も込めた。「十勝の素晴らしさを発信したい。景色や流れる時間を思い出として持ち帰って」と山さん。新スポットを目指して、まずはドライブしよう。
<THE SANDO(ザ・サンド)>
上士幌町上士幌東3線227-1 道の駅かみしほろ内
Tel:01564・7・7722
営:9時~18時
休:なし
◆おでかけスイーツ部
十勝のスイーツを求めて、Chai編集部が各店を訪問する連載企画です。
※フリーマガジン「Chai」2020年9月号より。
※撮影/辰巳勲。写真の無断転用は禁じます。