おでかけスイーツ部(11)「カフェダイニング サルビア」
ふんわりパンケーキは母の味
熱々の鉄のフライパンを器に運ばれてくる、〈鉄ぱんパンケーキ〉。大きく膨らんだインパクト以上の優しい味に、頬張るたび幸せが満ちる。
2013年、清水公園内に開店。一昨年の台風で被災し休業していたが、4月に営業を再開した。看板メニューは意外にもコーヒー。オーナーの大月真由美さんがほれ込んだイタリアの老舗焙煎会社「カフェカリアーリ」の豆を使用し、食事やデザートはすべてこのコーヒーに合うものだという。
パンケーキは、自身の子どもに食べさせていた“母の味”だ。清水町産の卵に道産の牛乳など、材料はシンプルで安全なもの。ふんわりかつしっとりした口触りは独特で、記憶にあるそれとは一線を画す。器は流行りのスキレットと思いきや、ご主人は町内で鉄鋼業を営む鉄加工のスペシャリスト。「鉄屋がまず鉄を使わないと」と開店時から器の多くが鉄というから、先見の明に優れている。
「愛情込めて焼き上げている。今後も時代に合ったメニューを模索したい」。緑豊かな季節、公園散歩の楽しみがひとつ増えた。
熱々の鉄のフライパンを器に運ばれてくる、〈鉄ぱんパンケーキ〉。大きく膨らんだインパクト以上の優しい味に、頬張るたび幸せが満ちる。
2013年、清水公園内に開店。一昨年の台風で被災し休業していたが、4月に営業を再開した。看板メニューは意外にもコーヒー。オーナーの大月真由美さんがほれ込んだイタリアの老舗焙煎会社「カフェカリアーリ」の豆を使用し、食事やデザートはすべてこのコーヒーに合うものだという。
パンケーキは、自身の子どもに食べさせていた“母の味”だ。清水町産の卵に道産の牛乳など、材料はシンプルで安全なもの。ふんわりかつしっとりした口触りは独特で、記憶にあるそれとは一線を画す。器は流行りのスキレットと思いきや、ご主人は町内で鉄鋼業を営む鉄加工のスペシャリスト。「鉄屋がまず鉄を使わないと」と開店時から器の多くが鉄というから、先見の明に優れている。
「愛情込めて焼き上げている。今後も時代に合ったメニューを模索したい」。緑豊かな季節、公園散歩の楽しみがひとつ増えた。
<カフェダイニング サルビア>
上川郡清水町字清水724(清水公園内)
Tel:0156・67・7622
営:11時~17時(LO16時30分)
休:水曜、祝日の場合は翌日
◆おでかけスイーツ部
十勝のスイーツを求めて、Chai編集部が各店を訪問する連載企画です。
※フリーマガジン「Chai」2018年8月号より。
※撮影/辰巳勲。写真の無断転用は禁じます。